ヨーロッパ文化遺産の日、バレンシアガの本社へ【Nahoのおパリ文化回覧帳 vol.10】
などが展示されていました。どの作品も、《ナチュラル・リアリティー》、《都市の現実性》、そして《遺されたもの》というテーマに起因している作品達ばかりだそう。17世紀に建てられたこの施設が歴史を遺しながらも現代と融合した新たな場所として存在していること、その在り方と今回のテーマが、非常に合致していたように思えました。
もう一つのエキシビションは、バレンシアガ。今回が初公開となる、1960~68年までのオートクチュール・コレクションの様子をフィルムに収めたもの。当時はコレクションの様子をメゾンは録画せず、さらに、テレビカメラも撮影禁止だったようです。最近バレンシアガのアルシーブ部門が発見し修復した映像で、まだどこにも発表されたことがないものだとか。そんな貴重なクリストバル・バレンシアガの時代の映像を観ることが出来ました!
回廊をショーのステージに見立て遠近感が出された展示方法は、視覚の効果を際立たせていて良かったと思います。
当日はもちろん閉まっていましたが、下の写真は広々としたケリング・アイウェアのショールーム。それからケリング本社の受付ロビー。