「ポルトガルで素敵な物作り」【このごろ夢中になったり想ったり 18】
以前何シーズンかポルトガルで服作りをしていた事があります。
ポルトガル!?
と思われるかもしれませんが、ヨーロッパのブランドの多くがポルトガルで生産を行っています。
人件費が安いという事が大きな理由の一つではあるのですが、
とても丁寧な物作りをしているんです。
パリのオルリー空港から約2時間でポルトガルの首都リスボンに次ぐ第二の都市「ポルト」に着きます。
独特な甘みのあるポルトワインで有名です!
港のエリアの景色はとても綺麗です。
聖グレゴリウス聖堂などのある古い町並みの旧市街地区は世界遺産にも登録されています。
特に力をいれて作って貰っていたのは、
高級ランジェリーに多用されているレースの接ぎ合わせ技術。
リバーレースのスカラーの曲線の部分と生地の接ぎ合わせの部分を
特殊なミシンとテクニックで綺麗に仕上げてくれます。
直線なら普通にロック始末などで接ぎ合わせは日本でも可能ですが、
この複雑なレースの曲線に沿って接ぎ合わせるのはヨーロッパならではの伝統ある技術のひとつだと思います。