2011年8月5日 11:13
カンヌも認めた名女優が語る新作『ハウスメイド』の苦労と苦悩
1960年に製作され伝説的な人気を博している傑作『下女』を、現代に新生させた映画『ハウスメイド』が27日(土)から日本公開されるが、主演を務めたチョン・ドヨンが本作で主人公ウニを演じた際の苦悩について語った。
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『ハウスメイド』の主人公ウニは大邸宅にメイドとして働くことになった女性。彼女は、豪邸の主人と関係を持つようになるが、それを機に若き女主人、彼女の母、そして先輩メイドなど一見、豪華で穏やかに暮らしているかに見えた邸宅の人々の隠された関係と、その奥に潜むドロドロとした人間関係や欲望があらわになっていく。ドヨンは、演技派女優として世界の映画祭などでも高い評価を得ている人気女優。『ユア・マイ・サンシャイン』ではHIVに冒されながらも決死に愛に生きようとするヒロインを演じ、前作『シークレット・サンシャイン』ではわが子を失い、生きる意味を探して彷徨する女性を熱演。その実力は高く評価され、カンヌ映画祭では女優賞を受賞している。
そんな“演技派”のドヨンが「精神的にもすごく苦しみながら演じた」と語るのが本作の主人公ウニだ。彼女は、従順なメイドでありながら、やがて狂気の愛へと身を投じていく多面的な魅力をもった女性。