2011年8月26日 14:56
映画『ライフ』の監督が来日 本作の魅力と製作過程を語る
生物はみんなで地球を分かち合っている、そのことを説教くさくなく、さりげなく伝えたかった」と熱い想いを語る。
エモーショナルな生態を見せたいのはもちろん、行動学的に「この動物はこんなことをするのか!?」という新たな発見もたくさんあったとガントン監督。「バンドウイルカが群れを成して泥で餌を捕る行動は、知られているけれどクリアな映像で見せることができたのは今回が初。本当にうれしい瞬間だった。でも、何も起きない日もたくさんあった。ザトウクジラの撮影では求愛行動をまったくしてくれなくて20日間待ち続けた。チーターの狩りの撮影は何週間も待ったのに狩りをしたのは2回ほど。しかも狩りはわずか1分程度で、その瞬間にカメラのレンズを変えていたりしたらアウトだったね(笑)」。
撮影技術と忍耐によって実現した驚異の映像はまさに奇跡! 動物たちの“生きる”姿をリアルに目撃することで、観客は大きな感動と数多くの気づきを得るだろう。
『ライフ -いのちをつなぐ物語-』
9月1日(木)より、TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー(C)BBC EARTH PRODUCTIONS (LIFE) LIMITED MMXI. ALL RIGHTS RESERVED取材・文/新谷里映
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