くらし情報『「すべてはつながっている」渡辺謙が語る“過去”と“現在”』

2011年9月2日 16:59

「すべてはつながっている」渡辺謙が語る“過去”と“現在”

「すべてはつながっている」渡辺謙が語る“過去”と“現在”
公開中の映画『シャンハイ』に渡辺謙が出演している。現在では国内だけでなく海外に活躍の場を広げ、来年に公開される映画『はやぶさ遥かなる帰還』では主演だけでなくプロジェクトマネージャーも担当するなど、多面的な活動を続ける渡辺がインタビューに応じた。

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『シャンハイ』は、太平洋戦争前夜にあたる1941年の上海を舞台に、親友の死の真相を探るべく上海を訪れた米国諜報員の男(ジョン・キューザック)が、中国・アメリカ・日本を巡る巨大な陰謀に巻き込まれながら、運命の愛に出会い、激動の時代を生き抜いていく姿を描いたサスペンス・ドラマ。渡辺は日本軍情報部のトップで物語のカギを握るタナカ大佐を演じている。

撮影が行われたのは3年前。渡辺は当時を「『硫黄島からの手紙』に出演して以降、近代史の中で『僕達がどうやって生きてきて、この先どうやって生きていけばいいのか?』を取材したり、考えることが増えたのですが、この映画を撮り始めた頃ってそういうことを考え始めた時期だったと思う」と振り返る。なぜ、日本人はあんなにも過酷な争いに自ら飛び込み、多くの命が失われることになったのか? 渡辺は「人間というのは放り込まれた状況によって“そうせざるを得ない”ということはあると思うんです。

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