くらし情報『狙いは“ご当地+海外”。ローカル映画の新ビジネスモデルとは?』

2011年11月10日 11:51

狙いは“ご当地+海外”。ローカル映画の新ビジネスモデルとは?

それは“東京”や“日本全国”ではなく“海外”だ。「前に手がけた『KG』や『サルベージ』で最初に決めたのは“アクション映画にする”ということ。それは、海外に売るためですよね。そこにご当地映画を組みあわせることで、地域の人はご当地だから観てくれる。海外の人は日本の武道を基にしたアクション映画だから観てくれるわけです。だから海外市場が見込めれば、東京を経由しなくてもローカル映画の予算は上げられるでしょうし、世界の市場が日本に何を望んでいるのかを明快に理解できれば、日本のどの都市でもローカル映画はできると思います」。

デジタルを活用しながらも地元で“顔の見える宣伝”を展開するローカル映画は海外市場も含め、これまで映画を観に来なかった“新しい観客の掘り起こし”効果もあるようだ。「今までのやり方では映画人口は増えないと思います。
でも、パッケージゲームからソーシャルゲームになった時に頭打ちになっていたゲーム人口が増えたように、映画が“人と人をつなぐもの”になれば、まだ観客は増える。それは東京発ではダメで、マスコミだけで宣伝していてはダメ。地方に発信する人がいることで『映画って久々に観たけど、面白いね』という人が出てくるんです。

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