くらし情報『トム・ハンクスが15年ぶりの監督作『幸せの教室』への熱い思いを語る』

2012年3月8日 14:51

トム・ハンクスが15年ぶりの監督作『幸せの教室』への熱い思いを語る

と感謝の意を隠さない。また、彼らが脚本を執筆する最中に起こったアメリカの金融危機が、物語に大きな影響を与えたという。ヴァルダロスが「私たちはみんな取り替えがきく歯車でしかないというのは、厳しい現実ね」と語るように、金融危機によって何百万もの人々が不安な将来を押しつけられた。ハンクスらはそんな現実を脚本に組み入れつつも、「もう一度立ち上がって先へ進んでいくしかない」というメッセージを込めて何度も手直しを重ねていったという。

もちろん、そんなアメリカの社会状況は日本にとっても対岸の火事ではない。1996年の『すべてをあなたに』以来15年ぶりとなる監督作で、ハンクスが私たちに伝えようとしている「人生はいつからでもやり直せる」という想いは、日本の観客の心にも強く響くのではないだろうか。

『幸せの教室』
5月11日(金)全国ロードショー

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