2012年8月2日 13:25
リメイクしたくない! 『遊星からの物体X』新作が生まれた理由とは?
と語り、ニューマンは「この作品をあくまでもリメイクにしないために、“前に何があったか?”を描いたらどうかと提案した」という。つまり、ふたりが選択した道は、すでに存在する名作を改変するのではなく、オリジナルに敬意を表しながら、そこに連なる物語を新たに創作することだった。
脚本家のエリック・ハイセラーも『遊星…』の大ファンだ。彼は「ファンとしての僕が満足できるものが書ければ、世界中のファンを魅了できる自信があった。メインテーマは踏襲し、人間同士の信頼が試される極限を描くことができたと思う」と言い、マティス・ヴァン・ヘイニンゲンJr.監督も「オリジナルを愛している。作品が作品なだけに大きなプレッシャーも感じた。でもそれを上手く乗り越えてオリジナルの名誉に傷をつけない素晴らしい作品になった」と自信を見せる。
近年、名作やヒット作のリメイクや再映画化が続いているが、誰よりもオリジナルを愛し、敬意を表する製作陣はあえてリメイクではなく、前日譚を新たに描いた。
そんな『遊星からの物体X ファーストコンタクト』に、2012年の観客がどのような評価をくだすのか気になるところだ。
『遊星からの物体X ファーストコンタクト』
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