くらし情報『ビンラディン殺害を描く『ゼロ・ダーク・サーティ』が論争の的に』

2013年2月8日 16:41

ビンラディン殺害を描く『ゼロ・ダーク・サーティ』が論争の的に

ビンラディン殺害を描く『ゼロ・ダーク・サーティ』が論争の的に
『ハート・ロッカー』のキャスリン・ビグロー監督作『ゼロ・ダーク・サーティ』がアメリカで大きな話題を集めている。興行的にも成功を収め、本年度のアカデミー賞でも5部門で候補に入るなど好調だが、その内容を巡って論争が起こっているからだ。本作が描くのは、全世界が知らなかった“ウサマ・ビン・ラディン殺害の真実”だ。

その他の画像

本作は、アメリカ同時多発テロ事件の首謀者とされるウサマ・ビン・ラディンの居場所を突き止め、追いつめ、殺害するCIAの隠密作戦の真実を、ひとりの若き分析官の女性の苦悩を主軸に描いた作品だ。ビグロー監督と、前作『ハート・ロッカー』でもタッグを組んだ脚本家マーク・ボールは、関係者たちへの取材を繰り返して脚本を執筆したという。しかし、題材の性質上、情報源は秘匿されており、その真偽を細部まで検証することは難しい。また、劇中でCIAが行う拷問シーンを巡って抗議の声をあげる政治家が登場するなど、本作は“問題作”として大きな注目を集めている。

古くからアメリカ映画は、自国が抱える問題や矛盾、事件や事故に関する疑惑を描いてきた。
後にニクソン大統領を辞任へと導いたウォーターゲート事件を題材にした映画『大統領の陰謀』が公開されたのは事件が起こってから2年後の1976年。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.