2013年2月8日 16:41
ビンラディン殺害を描く『ゼロ・ダーク・サーティ』が論争の的に
2004年には、マイケル・ムーアがドキュメンタリー『華氏911』を発表してブッシュ再選阻止を訴えて大きな論争が起こり、昨年には『ゼロ・ダーク…』にも登場する米海軍特殊部隊の戦いを描いた映画『ネイビーシールズ』が公開されたことで、ある政治家がペンタゴン(米国国防総省)に抗議したというニュースが流れた。
現実の出来事を調査し、時に実名で映画化することの是非はあり、『ゼロ・ダーク・サーティ』で描かれていることが本当に真実なのか? という疑問は消えることはない。ちなみに脚本を手がけたマーク・ボールは「作品の中の登場人物は、マヤも含めて全員実在の人物に基づいていますが、マヤは映画の中の人物であり、これはドキュメンタリーではありません」と語っている。
果たして本作で描かれている内容のどこまでが“真実”なのか? と同時に“真実”をすべて明らかにすることでどんな影響がもたらされるのか? 映画『ゼロ・ダーク・サーティ』を巡る論争は今後も続きそうだ。『ゼロ・ダーク・サーティ』
2月15日(金) TOHOシネマズ有楽座ほか全国公開
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