ドウェイン・ジョンソンが主演するアクション・アドベンチャー超大作『ヘラクレス』が間もなく公開になる。これまでも繰り返し英雄ヘラクレスの物語は映画化されてきたが、本作は新たな視点やキャラクター造形に挑んでいるようだ。来日したブレッド・ラトナー監督に話を聞いた。
『ヘラクレス』その他の画像
ヘラクレスは神々の王ゼウスと人間の間に生まれた地上最強の英雄だが、映画では仲間とともに傭兵として諸国を放浪しており、強さで相手を制するのではなく、仲間に目を配り、彼らから厚い信頼を得ている人物として描かれる。「ドウェイン・ジョンソンがヘラクレスを演じたことが、この映画にとって大きかった」というラトナー監督は「ドウェインはこの映画のヘラクレスによく似ているんだ」と笑顔を見せる。「彼は本当に愛されていて、周囲の人たちにやる気を起こさせる男なんだ。すごく準備をして現場に現れるから私もみんなも『もっと準備を積まないと!』と思うしね。彼はカリスマ性があって、ユーモアもある。
この種の映画はシリアスになりがちだけど、この映画にはドウェインのユーモアがしっかりと描かれている。もし、ドウェインじゃなければ、こんな映画にはならなかっただろうね」