『アデル、ブルーは熱い色』で女優としてカンヌ国際映画祭史上初となるパルム・ドール(最高賞)受賞を果たした仏女優のレア・セドゥ。『007』シリーズ最新作『BOND24』への出演も報じられる彼女が、母国が生んだ永遠のラブファンタジーを実写映画化した『美女と野獣』でヒロインのベルを熱演している。ディズニーアニメでも知られる人気キャラクターに、セドゥはどう向き合ったのか?
その他の写真
「今回の映画は、ベルが愛を発見することで、少女から大人へと成長する姿を描いているの。ヒロイン像そのものも、恐怖と向き合い、自ら運命を切り開こうとする能動的でモダンな存在になった」と自信を示すセドゥ。アクションにも果敢に挑戦し「ドレスで乗馬するシーンは特に大変だったわ。グリーンバックを背景にし、体にはハーネスも装着している。技術的な制約のなかで、演技面のクリエイティビティを探る難しさがあった」と振り返る。
映画はバラを盗んだ父の罪を背負い、野獣の城に閉じ込められた美しい娘ベルが、恐ろしい外見の下に潜んだ野獣の真の姿を知り、城で起こった悲劇の真実を解き明かす姿にスポットをあてる。
野獣を演じるのは、国際派スターのヴァンサン・カッセル。