「当時、多忙を極めていた私に、彼は『バカンスを取ったら?』と優しくアドバイスしてくれたわ」(セドゥ)。
トム・クルーズと共演した『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』では冷酷な殺し屋を演じ、ウェス・アンダーソン監督の『グランド・ブダペスト・ホテル』、本年度のカンヌ映画祭コンペティション部門に出品された『イヴ・サンローラン』など話題作への出演が相次いでいる。カンヌでの快挙についても「大きな転機だけど、女優としての積み重ねの結果と受け止めている」と浮足立つことはない。出演作を選ぶポイントは「監督」だと断言するセドゥは、劇中のベル同様に、これからも自らの意思でキャリアを切り開き、さまざまな表情を見せてくれるはずだ。
『美女と野獣』
11月1日からTOHOシネマズスカラ座ほか全国ロードショー
取材・文・写真:内田 涼
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