大友監督も「こんなに得体の知れない怖さを感じる漫画は初めて読みました。まったく思いもよらないところから、不意に顔の見えない何かが襲い掛かってくる。今まで蓄積してきたものが、一瞬にして台無しにされてしまう。現代社会に巣食う、誰もが共有するそんな漠とした不安を、原作はヒリヒリ、ジリジリと炙り出しています」と語る。
そして映画化するにあたって、妻子の命を狙われ、追い込まれていく難役に挑む小栗は、「なぜ、これを今突きつけるのか、どのように届けるべきなのか。初めて参加させてもらう大友監督のもと、共に探せたらと思っています。皆さんと一緒に考えられる作品になればと全力で演じさせていただきます」。大友監督は、「同時代性あふれるこの素材をどう料理するのか。
もっとも仕事をしてみたかった俳優のひとり、小栗旬君と共に、大きく深く呼吸をしながら取り組みたいと思います」と熱い意気込みを語っている。
本作は現在撮影中で、ワーナー・ブラザースの配給で2016年に全国で公開される。『ミュージアム』2016年全国ロードショー
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