11日(金)公開される『わたしはマララ』は、昨年、史上最年少でノーベル平和賞を受賞したパキスタンの少女マララ・ユフスザイの素顔に迫るドキュメンタリー映画で、監督は『不都合な真実』でオスカーを受賞したデイヴィス・グッゲンハイムだ。
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女子は教育を受けてはいけないというタリバン勢力の命令に反して学校に通い続け、頭を撃たれたマララは、奇跡の回復の後、家族とイギリスで暮らしている。グッゲンハイムは、一家に18か月密着し、撮影取材をした。「映画化権を取得したプロデューサーが、デイヴィスという男が監督するからと伝えていたので、僕が彼女の家のベルを押すと、みんな大歓迎してくれたよ。一家は僕を信頼してくれた。僕は彼らのような人を知らなかったし、彼らも僕のような人を知らない。でも、すごくオープンになってくれたんだ」と、グッゲンハイムは初対面の日を振り返る。
自宅や学校はもちろん、グッゲンハイムは、マララがケニヤの難民キャンプを訪れる時にも同行した。
「ケニヤの子たちはキリスト教徒。パキスタン人はムスリムだ。あの子たちは、マララが誰かなんて知らない。ムスリムの難民ですら、彼女を知らなかった。でも、彼女が話し始めると、すぐにみんなと心がつながったんだ。