ビン・ラディンに次ぐFBI最重要指名手配犯とされたジェームズ・ホワイティ・バルジャー。ジョニー・デップがこの伝説的なギャングを演じることで話題の『ブラック・スキャンダル』の公開に先駆けて、実際の兄弟・姉妹、さらには深い絆で結ばれた友人などの関係性を持ったペアを集めた試写会が行われた。本作の主人公となる3人の男たちの生き方の是非について、参加者たちはまさに賛否が分かれる感想を抱いたようだ。
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本作の主人公となるのは、ギャングのボスであるバルジャーと、その弟で上院議員のビリー、FBI捜査官のコノリーという、米サウスボストンで幼馴染として育った3人だ。バルジャーとコノリーは本来敵対する関係でありながら互いに内通することで利用しあい、ビリーはそれを黙認。3人の固い絆は、やがて“アメリカ史上最悪のスキャンダル”と呼ばれる汚職事件を引き起こしていく。
今回の試写会には、兄弟や姉妹、また深い関係の友人など、我こそは“ソウルブラザー”、というペアたちが集結。鑑賞後の彼らにバルジャーたちの生き方を認めることができるかを聞いてみたところ、“認めない派”からは、「映画の中だけで見ているだけならいいが、実際に身近な人にこんな人たちがいたらぞっとする。