独特の歌詞や音楽性で多くのファンを魅了するロックバンド、RADWIMPSに密着したドキュメンタリー映画『RADWIMPSのHESONOO Documentary Film』が公開中だ。デビュー10周年の節目を迎えた昨年、5か国を巡った海外ツアー、帰国後に行った豪華アーティストとの胎盤(対バン)ツアー、そしてアニバーサリーの集大成として12月23日に、幕張メッセで約3万人動員の単独公演を敢行した彼らの“激動の3か月”をつぶさに見つめた、新進気鋭の朝倉加葉子監督に話を聞いた。
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「基本的に全て撮影させてくれて、打ち合わせや楽屋での様子、ライブ本番直前まで、カメラを向けていて。撮っていないのは、着替えくらいですね。特に最初のうちはお互いが『常に撮られている』『常に撮っている』という状況に慣れるように意識的にいつも撮影していました。彼らと彼らを取り巻く人々、ファンの皆さんを含めたRADWIMPSという事象に、全身で向き合いました。もちろん、脚本もありませんから、何が起こるか分からない日々。でも、彼らはそんな日々を10年間積み上げてきたんだと思います」(朝倉監督)
本来、盛大に祝うべきデビュー10周年だったが、海外ツアーを目前に控えた昨年9月、ドラムの山口智史が病気を理由に無期限休養を発表。