狡猾な作戦を淡々と進めながらワイルドな男たちをかき回す、冷静な頭脳派を演じた印象を「AKIRAさんがバットマンで、僕がジョーカーみたいな感じかもしれないですね」と表現する。「李の怖いところは、落ち着いた話しぶりで人の心を操作するところなんです。“この野郎!”って大きな声で叫ばないからこそ怖い、みたいな。AKIRAさん演じる琥珀がストレートに怒りを表現しても、李はいつも“ちょっと待ってください”ってそれを抑えて、すごくクール。李のような人って自分が悪だとは思っていないから、結局は一番怖い存在ですよね」
ちなみにタイトルに掛けて、V.Iにとってのハイ&ローとは?という質問を投げかけると、「トークがウケたらハイ、すべったらローですね(笑)」と、ステージでも巧みな日本語のMCでファンを沸かせる彼らしい答えが返ってきた。「世界はこの2種類でできていると思うので、すべらないときとすべるとき、それが僕にとってのハイ&ローです(笑)。今回の作品ではAKIRAさんとちゃんとやりとりをして李という人物をしっかり演じていきながらも、見どころを作っていきたいと思っていました。映画を見ていても、笑わせているわけではないのに笑ってしまうシーンってあるじゃないですか。