古田新太のバイブル!黒ガーター&ストッキング姿は意外に妖艶
「普通の舞台は騒いではダメと言われますが、ガンガン騒いでくれてOK」と古田が語るように、たとえば劇中歌「タイムワープ」では観客も一緒に踊れる演出があるなど、劇場内はアトラクションに乗っているかのよう。岡崎司率いるロックバンドの生演奏や、岡本が「鏡にうつる自分の姿を見て、気持ち悪いと思わずつぶやいてしまう」ほどの個性的な衣裳にも注目だ。
カルトなファンを持つ同作品だが、古田自身も中学生からのファンであり「本当に楽しいミュージカル。こんな下品なことをやっていいんだ! と思ってもらえるように、ぜひとも中高生に見てもらいたい」と思いを語った。昔の作品ではあるが「あんまり古い感じはしない」と笹本が話した通り、以前の公演を知らない若い世代も楽しめそうだ。過去の公演で主役を務めた藤木孝とROLLYのふたりも、以前とはちがった役どころで出演しており、3代のフランクが顔を揃えるのも見どころ。ROLLYは「とにかくバカバカしいところが魅力です。僕の人生で最も愛すべき究極の変態ロックミュージカル」と語り、担当した訳詞については「力をいれすぎてリハビリ施設に3か月通った」と冗談を飛ばした。
「頭で考えないで、体で感じるミュージカル」