世界最大級のクラシックフェス「ラ・フォル・ジュルネ」、今年のテーマはロシアの祭典「サクル・リュス」
世界最大規模のクラシック音楽フェスティバル「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン『熱狂の日』音楽祭」2012年度開催概要の記者発表が、2月16日に東京国際フォーラムで行われた。
1995年フランス・ナントで生まれた「ラ・フォル・ジュルネ」は、朝から晩まで複数のホールでコンサートが繰り広げられる、まるでロックフェスのような音楽祭だ。1公演約45分・低価格のチケット料金で、複数のコンサートのハシゴが気軽に可能だ。「クラシック音楽の大衆化」のコンセプトのもと、日本では2005年の初開催以降、ゴールデンウィークの風物詩として定着し、2007年には来場者数100万人を突破するなど、世界最大級の音楽祭に成長を遂げた。
「ラ・フォル・ジュルネ」で毎回注目を集めるのが、音楽祭のテーマ。開催8年目の今回は「サクル・リュス」(ロシアの祭典)と銘打ち、グリンカ、ロシア5人組(バラキレフ、キュイ、リムスキー=コルサコフ、ボロディン、ムソルグスキー)、チャイコフスキー、ラフマニノフ、ストラヴィンスキー、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチなどの作品を中心に、19世紀から現代までのロシア音楽の変遷を辿る。
「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン『熱狂の日』音楽祭2012」