「負ける気がしねぇ」水夏希が仲間とショースターをめざす孤児に
でもそれだけではお客様にもすぐ想像がついてしまうので、私も気づいていない、観たことのない一面を引き出してくださるとおっしゃっていて、すごく楽しみです」。
会場が、劇場ではなくライブスペースのSHIBUYA-AXというのも面白い。観客は劇中のショーの客でもあるわけだ。「新しい挑戦ですよね。ちょっと雰囲気が違うミュージカルになるんじゃないでしょうか。ライブの良さは、拍手とか熱気とか、お客様と交流できることなので、私は踊り担当と言われていますし(笑)、思いきり踊りたいですね」。期間中、今までSHOW-ismシリーズに出演したアーティストたちが、日替わりでゲスト出演する。中でも宝塚時代に水を支えた彩吹真央との共演は、ファンには嬉しいところだろう。
「お忙しい方たちなのに、贅沢ですよね。彩吹さんとは宝塚以来ですし、男役ではなく女性同士で出るのが楽しみです」。
タトゥーとは、一度受けるとなかなか消えない心の傷を表すらしい。「彼女たちは、親に捨てられたり死に別れたり、社会からのけ者にされてマイナスの要素を背負っています。でも、だからこそ心を通わせ、負けない強さが出せたら、観終わった後に明日も頑張ろうと思っていただけるような、勇気が湧く、心温まる作品になるんじゃないかな、と思っています」。