岡田達也と川原和久が語る、愛する者を守ろうとした男の物語とは
帝都大学理学部准教授の天才・湯川学が、さまざまな事件をユニークな視点で解決していく“ガリレオ”シリーズ。直木賞作家・東野圭吾の原作をもとにドラマ化・映画化された人気シリーズだが、実はキャラメルボックス主宰の成井豊が原作に惚れ込み、舞台化に向けて動き出したのはそれより前のこと。念願の舞台化となった2009年の『容疑者Xの献身』は大きな反響を呼び、東野からも「こんなふうに芝居にできるのかと驚いた」とお墨付きをもらった本作が、待望の再演を迎える。前回からの続投となる湯川役の岡田達也と、捜査一課の刑事・間宮役の川原和久に、本作の魅力を語ってもらった。
キャラメルボックス『容疑者Xの献身』チケット情報
インタビューは終始、クールな表情で時折ボソッと冗談を言う川原と、楽しそうに笑い転げる岡田という、なんともいい雰囲気で行われた。川原は同劇団に5度目の客演とあって、すっかりなじみのメンバーといったところ。「普段の僕はアニキ(川原)に甘える弟といった感じで、天才の湯川とは正反対のキャラ。それだけに初演の時は悩みぬきました」と岡田は話す。
「膨大な量のセリフに、キャラメルでは珍しい盆(回り舞台)が使われたりしたので、(段取りなど)