ブロードウェイで主役を飾った米倉涼子の『CHICAGO』凱旋公演が開幕
アメリカ・ニューヨークにおいて16年以上のロングランを続ける大ヒットミュージカル『CHICAGO』が、8月30日、東京・赤坂ACTシアターにて開幕した。公演前には、出演者の米倉涼子、アムラ=フェイ・ライト、トニー・ヤズベックの3人が囲み取材に応じた。
ミュージカル『CHICAGO』チケット情報
舞台は1920年代後期のシカゴ。ナイトクラブのダンサーであるロキシー(米倉)は、愛人を殺した罪で投獄されることに。そこで待ち受けていたのは、自らの罪を正当化しようとする女囚人たち。中でも夫と妹を殺害したヴェルマ・ケリー(ライト)は、マスコミによって囚人とは思えぬスター的立場にあった。そんなヴェルマの弁護士を務めるのが、敏腕で知られるビリー・フリン(ヤズベック)。ヴェルマに負けじとビリーを雇ったロキシーは、彼の力を借り、世間の注目を集めるようになる。
日本国内においては、米倉を主演に、2008年、2010年と日本語版が上演されてきた『CHICAGO』。今年7月には、米倉が単身ブロードウェイへ。アジア系女優として初めてロキシー役に挑んだ。そして本作は、米倉の凱旋公演とも言える全編英語版での上演。アメリカ版カンパニーのキャストにまったく引けを取らない、米倉の歌、ダンス、英語力に、劇場を埋め尽くした観客たちは終始魅了されていた。