【ナビスコ杯連載Vol.7】第1ラウンドは清水が先勝! しかし、鹿島も手応えあり
金と大前のゴールは、コンビネーションと個人技が合致した素晴らしいゴールだった。ただ、鹿島1-2清水が適切なスコアかと言うと、そうではない。試合を支配し、より多くの決定機を作ったのは鹿島だった。
20分、FW・大迫勇也がDFの背後を突き、GKと1対1となるが、ループシュートはGK・林彰洋へのパスとなった。63分、大迫からのクロスボールをMF・ドゥトラがドンピシャヘッド! しかし、シュートはポストを叩く。ロスタイム、MF・遠藤康のグラウンダーのボールはFW・ジュニーニョに惜しくも届かなかった……。「試合を見れば、勝利に値する内容だった。主導権を握り、多くのチャンスを作った」と語ったジュニーニョの言葉は、決して負け惜しみではない。
事実、ゴトビ監督は「我々には運があった」と認めた。その上で、清水の指揮官は「しっかり準備し、組織をオーガナイズし、勝利を目指す姿勢を見せ、我々は運をつかんだ」と胸を張った。
決戦1週間前、清水は勝利で自信を深め、鹿島も敗れながらも少なからぬ手応えを感じた。11月3日(土・祝)・国立競技場での”第2ラウンド”で、果たしてタイトルを手にするのはどっちだ。
ナビスコカップ決勝のチケットは売り切れ。試合当日13:00より、フジテレビ系列にて生中継。
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