【ナビスコ杯連載Vol.9】前夜祭に潜入! ニューヒーロー賞は高校生!!
そして、この日、前夜祭の主役となったのが、柴崎、高木の両MFよりもさらにさらに若い18歳1ヵ月の清水・石毛秀樹だった。ナビスコカップ決勝前夜祭と言えば、ニューヒーロー賞の発表が目玉のひとつ。名波浩や高原直泰、長谷部誠といった錚々たる歴代受賞者に最年少で名前を連ねた石毛は「取った本人が一番驚いている」と感想を述べ、「明日は簡単にはいかない。僕らは若い分、勢いで相手を圧倒したい。チャレンジャーとして立ち向かいたい」と語った。
奇しくも鹿島の最終ラインを束ねる30歳も「チャレンジャー」という言葉を口にした。岩政大樹曰く、「明日は前年王者としてではなく、エスパルスに2連敗しているのでチャレンジャーの立場で戦いたい。サッカー選手にとって勝利が最高だが、先週負けたことが良かったと思えるよう敗戦を生かした試合をしたい」。
タイトルへの渇望に年齢は関係ない。両軍の監督、選手たちは、愚直なまでに勝利へひた走る。いよいよキックオフ、20代目となるナビスコカップチャンピオンが決まる。ナビスコカップ決勝のチケットは売り切れ。11月3日(土・祝)13:00より、フジテレビ系列にて生中継。
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