くらし情報『来日ツアー中のマリインスキー劇場、芸術監督ゲルギエフ就任25周年の記念プロジェクトを発表』

2012年11月16日 20:34

来日ツアー中のマリインスキー劇場、芸術監督ゲルギエフ就任25周年の記念プロジェクトを発表

「劇場には教育的機能も大事。より多くの子どもや学生に我々の舞台に触れてもらいたい」とゲルギエフは抱負を述べる。

2009年に立ち上げた自主レーベルで録音される『指環』シリーズ。ワーグナーの大作の録音は、多くの労力と資金を要すため、近年は実施自体も稀なだけに、ゲルギエフも意欲満点だ。「すでに『ラインの黄金』『ワルキューレ』は録音済み。ヨナス・カウフマン、ルネ・パーペらスター歌手が揃っています!またショスタコーヴィチの交響曲全曲録音も来年に完結予定。11月リリースの交響曲第7番「レニングラード」では、非常に生々しい演奏をお聴きいただけるでしょう」と自信をのぞかせる。

バレエ『くるみ割人形』3D映画版の制作は、同劇場での初演120年を記念したもの。
全米約500の映画館で公開予定。制作にあたっては『アバター』のジェームズ・キャメロン監督にも意見を聞いたという。日本での公開は未定だが、今後DVDがリリース予定。「これからは最新テクノロジーを駆使する劇場として、世界のリーダーを目指します」とゲルギエフの意気込みも高い。同劇場を率いて度々来日ツアーを実施してきたゲルギエフ。いまや世界で最も多忙なカリスマ指揮者だが、今年2月には「少しでも(震災後の)

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