新ヒロイン登場! 霧矢大夢&真飛聖、日本初演50周年の『マイ・フェア・レディ』に主演
2012年に宝塚を退団し、これが退団後初ミュージカルとなる霧矢は「憧れていた役ですが、イライザは観る役だと思っていたので、いざ自分がやるとなるともちろんプレッシャーは感じます」と本心を明かす。「でも今までこうだったからという先入観は捨て、丁寧に丁寧に役に向き合って、自分らしく呼吸したい。今までの方もそうやって大切に作ってきたからこそ、50年も愛されてきた作品なんだと思います」と、意気込みを語った。
一方2011年の退団後、ドラマなどにも活躍の場を広げている真飛は「オファーを頂いた時、本能で、出たい!と思いました(笑)。後から歴史の重みを考えて、怖いもの知らずだったかなとも思いましたが、私たちは新作として捉えていますし」ときっぱり。その言葉どおり、今回は、G2が翻訳、訳詞、演出を手がけ、セリフや歌詞、舞台美術から衣裳まですべてが一新されての上演となる。コメディなども多く手がけるG2だけに、どんな斬新な舞台になるのか気になるところだが「奇想天外なものにはなっていないですよ(笑)。わりと忠実です」(霧矢)、「でも、かなりオシャレに見えるんじゃないかなと思います」(真飛)。
ひとつひとつの質問をじっくり考え、丁寧に答えていくふたりの言葉の端々から、作品へ愛情を持って向き合っていることがひしひしと伝わってくる。