坂元健児&遠野あすから強力キャストで贈る“運命”を巡る活劇
(坂元)。
男たちが戦い続ける一方で、遠野は「皆さんに申し訳ないぐらいアクションがないんです。敵に追われているので、逃げる専門(笑)」。「エネルギーの強い男性たちの中にポツンと姫がいるという図なのですが、居方がわりと難しいんですよね。悲惨な状況なので暗くなってしまいがちだけど、ユミンの存在が薄くなってもいけないし……」と心配げな遠野に、「気にしなくても大丈夫!」とナイト(騎士)的立場の坂元が、王女然とした彼女の雰囲気に太鼓判を押す。
「賑やかなアクション場面が多い中、私と主人公テムジン(佐藤アツヒロ)との場面はじっくり観せる芝居パートという感じなので、ぐっと煮詰めていきたいですね。一国の姫の立場とはまた別の、恋する女性としての切なさや苦悩を上手く出していけたら」(遠野)。「今回の台本では、キャラクターそれぞれの人生がはっきりしてきた印象があります。
だから殺陣はもちろんですけど、より深くなった人間ドラマを見てもらいたいですね」(坂元)。「メッセージ性が強いのですが、そういうものが説教臭くなくカッコよく心の中に入ってくる素敵な作品。バッサバッサの殺陣と同様の爽快感を(笑)ドラマにも感じていただけるはず」