「僕らこのバンドで何を歌いたかったのかと振り返ってみたんですけど、この美しい島に生まれて、ここで人を愛して、ちょっとでも未来が明るくなるような歌が書けたらと思ってやってきた気がする」と語った宮沢が「これを歌うためにここまでたくさんの歌を作ってきたのかな」と、一番新しい曲『世界でいちばん美しい島』を披露した。『シンカヌチャー』では琉球國祭り太鼓のメンバーが凛々しい太鼓のパフォーマンスで彩りを添えた。「THE BOOMにとって沖縄というところは第二の故郷かもしれません」と前置きしてTHE BOOMを世界に知らしめた『島唄』で本編は終了した。
アンコールで初期の名曲『不思議なパワー』を演奏した際は客電をつけて、ファンとのコール&レスポンスをその目に焼き付けている様子。最後に『中央線』を歌い切り、4人は何度も「ありがとう」を繰り返した。THE BOOMの雄姿を直接体感できる機会は残念だが残り僅かだ。絶対に見逃さないで欲しい。
取材・文/浅野保志(ぴあ)
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