(広島・森保一監督)
「決勝の自信はないが、広島はJリーグ王者ですし挑戦者の気持ちでしっかりと勝てるように準備をしていきたい。本当に素晴らしい選手に恵まれているので、選手を信じてタイトルを取れるように全員でしっかり準備していきたい」(G大阪・長谷川健太監督)
ここまでの戦いぶりは、対照的だ。リーグ戦V2の広島はリーグ戦で首位・浦和レッズに勝点17差をつけられ、8位に甘んじている。『ACL』出場のため、『ナビスコ杯』は決勝トーナメントから参戦し、準々決勝では浦和に2試合連続ドローを演じ、アウェイゴールのアドバンテージで勝ち残った。
J1昇格を果たしたG大阪はシーズン序盤こそ苦しんだが、『W杯』を経て、リーグ戦が再開されると11勝1分1敗と2位につけている。『天皇杯』でも4強入りし、唯一、3冠達成の可能性を残している。
ただ、今季の調子を見て、G大阪が有利とは言い切れない。G大阪は3大大会のタイトルに手が届くがゆえ過密日程を強いられる。
一方の広島は『ナビスコ杯』一本に集中できる環境にある。直接対決を振り返ると、リーグ戦ではG大阪の19勝7分18敗、『ナビスコ杯』では5勝1分5敗と互角の展開だ。