「カップ戦とリーグ戦は別物」とはサッカー界の定言だが、『ナビスコ杯』決勝1週間前に下手なゲームはできない。幸い、ここ3試合で佐藤は3得点、石原は4得点とアタッカー陣は好調である。きっちり勝点3を積み上げ、G大阪との決戦に臨みたい。
首位・浦和レッズに勝点3差と猛追するG大阪にとって、仙台戦が重要なのは言うまでもない。今季の直接対決は0-0、通算成績では5勝3分3敗と圧倒するまでは至ってはいない。『ナビスコ杯』予選リーグでは赤嶺真吾に決勝点を決められ、1-0で仙台に敗れている。
ただ、G大阪は『W杯』前と後では別チームになっている。リーグ戦再開後は13勝1分2敗と群を抜いた好成績を残す。
第29節・柏レイソル戦で連勝は7でストップしたが、第30節・FC東京戦では遠藤保仁の技ありフリーキックもあり、2-1で勝点3を獲得するなどショックを引きずらなかった。
8得点をマークする宇佐美貴史&パトリックの2トップだけではなく、阿部浩之(7得点)、リンス(5得点)、倉田秋(5得点)、大森晃太郎(4得点)と誰が2列目に入っても、得点力は変わらない。さらに今季は最少失点数リーグ4位と固い守備も兼ね備える。