千葉オライリー(と無法の世界)(ds)と星川ドントレットミーダウン(b)の繰り出すグルーヴは実に心地よく、本間ドミノ(key)のピアノもドラマチック。そしてビートりょう(g)のギターはぱんだと共にこのバンドの華やかさを牽引している。新作からのナンバーに定番の曲をうまく織り交ぜ、ゴージャスなロックンロール・ショーはイントロが始まるたびに悲鳴にも似た歓声が沸き起こる。本編は『おぉ!スザンナ』、『ロックンロール』の2曲で終了。その後アンコールで3曲、ダブルアンコールに応えても興奮が冷めやらぬ中、メンバーがドラムセットの前に集まり作戦会議。the pillowsのトリビュート盤に参加したナンバー『NoSubstance』を繰り出し、2時間に渡る贅沢な宴はその幕を閉じた。
この日の模様はDVD収録されており、追ってその情報も発表される予定だ。彼らの潜在能力はまだまだこんなもんじゃないと思わせる、魅力満載のステージ。
もっともっと大きなステージで演奏する5人を、目撃する日も遠くなさそうだ。
取材・文浅野保志
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