演奏曲目は、もちろんモーツァルトやベートーヴェン、ヨハン・シュトラウスII世といったウィーンゆかりの音楽を軸に、3つのプログラムが組まれている。 プログラムAでは安藤赴美子(ソプラノ)が、プログラムBでは菊池洋子(ピアノ)が、ソリストとして共演する。さらにツアー初日に当たる名古屋公演のプログラムCは、後半に恒例となっている名古屋フィルとの合同演奏が組み込まれ、リストの交響詩《前奏曲》とムソルグスキー(ラヴェル編)の《展覧会の絵》を下野竜也が指揮する。
一人ひとりの技術や音楽性の高さはもちろんのこと、同じウィーンの伝統のもとで育まれたメンバー相互のアンサンブルと息づかいが、今回もまた私たちの耳に心地よいウィーンの風を運んでくれるにちがいない。
文・宮本明
◆トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン
〈プログラムA〉
【仙台】2015年4月4日(土)東京エレクトロンホール宮城
【福岡】2015年4月7日(火)アクロス福岡 福岡シンフォニーホール
【苫小牧】2015年4月12日(日)苫小牧市民会館 大ホール
〈プログラムB〉
【東京】2015年4月6日(月)サントリーホール 大ホール
【岩手】2015年4月11日(土)