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ウィーン気質舞踏会運営機構(略称:WBO 代表理事:古川 隆)は、ヨハン・シュトラウス2世生誕200周年祝賀の舞踏会を2025年9月7日(日)に東京のホテルグランドヒル市ヶ谷にて開催いたします。その式典で上演する記念演奏の内容が決まりました。詳細URL: 広告2025年はワルツ王と言われたヨハン・シュトラウス2世の生誕200周年(1825年10月25日生)の年にあたります。これを祝賀してオーストリア、特にウィーンで開催されている“本流の舞踏会”の誰でも気軽に参加できる精神を尊重した舞踏会をシュトラウスの有名な曲から名前を借りて「ウィーン気質舞踏会(Wiener Blut Ball)」と名付け、日本で開催します。ウィーンの本流の舞踏会では記念式典の際に上演される記念演奏は参加者の大きな楽しみになっています。ウィーン気質舞踏会2025ではヨハン・シュトラウス2世の生誕200周年に敬意を表してシュトラウスのオペレッタで最も有名な「こうもり」を記念演奏に選びました。オルロフスキー公爵邸での舞踏会シーンである第2幕から抜粋で上演します。演奏するのは日本オペレッタ協会所属の気鋭の若手歌手たちです。今回は同協会の田代 誠理事長によるオリジナル台本による演出で、会場のホテルグランドヒル市ヶ谷『芙蓉』がオルロフスキー公爵邸舞踏会場に早変わりすることでしょう。【出演者】●渡辺 将大(わたなべ まさひろ) バリトン(ガブリエル・フォン・アイゼンシュタイン役)渡辺 将大 バリトン<プロフィール>東邦音楽大学卒業、同大学院修士課程修了。二期会オペラ研修所第62期修了。第8回東京国際声楽コンクール新進声楽家部門入選。第20回葉山町新人演奏会に出演。演劇<千住ノ羅生門>カラス/K役、喜歌劇<チャールダーシュの女王>フェリ・バッチ役、<ルクセンブルク伯爵>アルマン・ブリサール役、<伯爵家令嬢マリツァ>ポプレスク公爵役、<シューベルトの青春>シューベルト役などの舞台に出演。これまでに声楽を永井尚子、市山惠ー、伊藤和広の各氏に師事。●吉川 歌穂(よしかわ かほ) ソプラノ(ロザリンデ役)吉川 歌穂 ソプラノ<プロフィール>千葉県印西市出身。東京音楽大学声楽演奏家コース卒業。児童合唱団で歌を始めた後、声楽を学ぶ。声楽を長谷川紀久恵、長谷川大祐、木村奈緒美、田代誠の各氏に師事。また、幼少期よりクラシックバレエ、ジャズダンスの研鑽も積んでいる。これまでに「こうもり」ロザリンデ役、イーダ役「ルクセンブルク伯爵」ジュリエット役「伯爵家令嬢マリツァ」マリツァ役、モニカ役等で出演。YouTubeにて動画配信中。ステーキが大好き。●田口 実穂(たぐち みほ) アルト(オルロフスキー公爵役)田口 実穂 アルト<プロフィール>群馬県太田市出身。東京音楽大学声楽専攻卒業。これまで、創作民話おぺら「海女の花」詩子、トメ役、「安房のネコ物語」シロ役、NPO法人日本オペレッタ協会「こうもり」オルロフスキー公爵役、「シューベルトの青春」ヘーデル役、すみだオペラ「メリー・ウィドウ」グリゼット役、オペレッタ「伯爵家令嬢マリツァ」「ルクセンブルク伯爵」、オペラ「道化師」ではアンサンブルで出演。現在は、こども園にて幼児や保育教諭への歌唱指導と、群馬・埼玉・東京を中心に演奏活動を行う。●岩田 有加 ソプラノ(アデーレ役)岩田 有加 ソプラノ東京音楽大学、同大学院声楽科独唱研究領域卒業。ウィーン国立音楽大学夏季声楽セミナーディプロマ取得、同セミナー主催コンクールに出場。ルブリアン フランス音楽コンクール金賞・エクセラン フランセ賞をW受賞。国立オペラ・カンパニー青いサカナ団では数多くのオリジナルオペラ(日本語)に出演し、近年の3作品ではヒロインを演じる。日本オペレッタ協会では、「ルクセンブルク伯爵」ジュリエット、ココゾフ、「伯爵家令嬢マリツァ」モニカを演じる。●伊澤 萌音(いざわ もね) ヴァイオリン(演奏:ヴァイオリン)伊澤 萌音 ヴァイオリン<プロフィール>東京音楽大学卒業、同大学院修了。第13回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール最高位受賞。バイエルン州立青少年オーケストラの欧州ツアー参加オーディションに3年連続で合格。コバケンとその仲間たちオーケストラ、おーけすとら・ぴとれ座の一員。他、日本オペレッタ協会のコンサートや、ミュージカル作品など様々な演奏活動の傍ら、後進の育成にも励む。東京音楽大学教職課程管弦楽の指導にあたる。ヴァイオリンを大谷康子、横山俊朗各氏に師事。●柳津 昇子(やないづ しょうこ) ピアノ(演奏:ピアノ)柳津 昇子 ピアノ<プロフィール>東京都立芸術高校を経て東京藝術大学器楽科ピアノ専攻卒業。ソロ、室内楽、伴奏等で演奏活動を行う他、これまでに「こうもり」「メリー・ウィドウ」「チャールダーシュの女王」「ジプシー男爵」「ヘンゼルとグレーテル」「カルメン」など多数のオペレッタ、オペラ公演に稽古ピアニスト、本番ピアニストとして参加。NPO法人日本オペレッタ協会ピアニスト。●田代 誠(たしろ まこと) テノール(台本・指導・監修)田代 誠 台本・指導・監修<プロフィール>長崎佐世保、海軍の街に生まれ、西海の海に育ち、東京音楽大学・文化庁オペラ研修所第四期生を経て(故)五十嵐喜芳総監督率いる藤原歌劇団へ正団員入団。数多くのオペラで活躍。世界的著名な歌手、演出家、指揮者と数多く共演。藤原歌劇団発足以来、初の総監督賞受賞、ジローオペラ新人賞、五島記念文化財団オペラ新人賞等、受賞歴も多い。イタリアオペラを中心に長年主役として活躍すると共に、サッポロビールのテレビCM等にも出演。オペラを愛し、子供のための民話オペラの脚本も手掛けている。MARCO PRODUCE♪主宰。つくばオペラ総監督、元藤原歌劇団正団員。日本オペレッタ協会理事長。【開催内容】日時 :2025年9月7日(日)13:30(13:00開場 17:00終了予定)会場 :ホテルグランドヒル市ヶ谷「芙蓉」〒162-0845 東京都新宿区市谷本村町4番1アクセス :JR・東京メトロ有楽町線・南北線「市ヶ谷駅」都営新宿線「市ヶ谷駅」各駅から徒歩3分プログラム :プログラムは現在最終調整中です。決まり次第Webサイトでお知らせします。ダンス演奏種目:ワルツ、タンゴ、スロー・フォックストロット(ブルース)、クイックステップ、ウィンナ・ワルツ、ポルカ、ルンバ、チャチャチャ、サンバ、ジルバ、ジャイブ、カドリール(演奏種目は予定です)服装:●女性 ロングドレス、イブニングドレス、カクテルドレス●男性 燕尾服、タキシード、ブラックスーツ上下に黒ボウタイ(白ワイシャツ)※男女とも現職の公務員で制服を着用する者(自衛官や警察官など)が、服装規則により礼装の定めがある場合は、その礼装での参加も可能とします。※今回の舞踏会は午後開催ですが、ドレスコードは夜間のものを準用しています。(女性のカクテルドレスは、ロングドレスをお持ちでない場合です)主催 :ウィーン気質舞踏会運営機構(WBO/Wiener Blut Ball Operating Organization)名誉総裁:中川 秀直(日墺文化協会 最高顧問)後援 :NPO法人日本オペレッタ協会一般社団法人日本クラリネット協会日墺文化協会日本ハンガリー友好協会オーストリア大使館商務部オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム東京協力 :株式会社プロ アルテ ムジケ、株式会社アーベーツェー【申込概要】会費 :●早割会費(2025年3月末までに申し込みの場合)ペア/32,000円(二名分、ペア参加が原則)U25ペア/16,000円(二人とも25歳以下、数量限定)※会費には参加費と2ドリンクの無料券を含みます。●会費(2025年4月1日以降申し込みの場合)ペア/35,000円(二名分、ペア参加が原則)U25ペア/17,500円(二人とも25歳以下、数量限定)※参加費のみ。ドリンク券(1枚1,000円)は当日ご購入いただきます。参加対象者:●ウィーンが好きな方●ウィーンの音楽が好きな方●ヨハン・シュトラウス2世が好きな方●オペレッタが好きな方●舞踏会に憧れている方●本舞踏会に賛同するダンス愛好家●ダンスを習っている方●ダンスに興味がある方申込方法 :下記電話番号またはメールアドレスにご連絡くださいプロ アルテ ムジケ/電話 03-3943-6677 MAIL info@proarte.jp 【ウィーン気質舞踏会2024参加者インタビュー】 〇参加者の声T・Sさん(東京都在住)ダンスが趣味で、友人からウィーンの本流の舞踏会を日本でも同じように開催すると聞いて興味を持ち参加しました。式典があったり、プロのオペレッタ歌手の演奏があったり、何よりもレッスン付きのカドリールが新鮮で楽しかったです。今回初めてダンスを踊る人もたくさん参加していてドリンクコーナーでは、みなさん和やかに交流をされていました。日本のパーティーとは全く違う雰囲気の舞踏会がすっかり好きになりました。次回もぜひ参加したいです。【代表理事プロフィール】■プロフィール代表理事 古川 隆古川 隆:ウィーン気質舞踏会運営機構(WBO) 代表理事演奏の教えを受けていた音楽家から「ウィンナ・ワルツを演奏するにはダンスの経験が必要」との助言を受け、ウィーン滞在中に名門エルマイヤー・ダンススクールの門をたたいた。その経験を契機に帰国後、本格的にボールルームダンスを開始。初心者のころに受けた心ない言葉にもめげずに「ダンスは音楽と共に楽しむもの」をモットーに継続し、現在に至る。国立歌劇場舞踏会をはじめ、ウィーンの舞踏会に数多く参加し、その楽しさに魅了される。そして、ダンスを通じて日本の文芸の発展に寄与できるのではないかと考えるようになる。好機として、2019年に日本とオーストリアの修好150周年を祝う「日墺友好150周年記念舞踏会」を実行委員会副委員長として企画を担当し、東京で開催して大成功を収める。また、ドイツ・オーストリア式クラリネットの演奏家であり、アンサンブルの代表も務める。公益財団法人日本ボールルームダンス連盟(JBDF)会員であり、JBDF認定アマチュアダンス指導員でもある。一般社団法人日本ダンス技術検定機構(NDSL)ではスタンダード「スーパーフィナル級」、ラテン「ファイナル級」を取得。第5回NDSL全日本アマプロダンス選手権ではスタンダード「メンズワルツ・タンゴ・フォックストロット」部門でファイナリストとなる。二ツ森亨ダンスアカデミーに所属し、日本クラリネット協会および日墺文化協会日本オペレッタ協会の会員でもある。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2025年03月03日韓国を代表する名優、『パラサイト 半地下の家族』のソン・ガンホがドラマ初主演を務め、次世代の実力派俳優ピョン・ヨハンら、豪華キャスト陣が共演する「サムシクおじさん」。ディズニープラスでの配信開始にあわせて、ソン・ガンホとピョン・ヨハンの日本独占インタビューが到着、ドラマで熱い関係性を見せる2人がそれぞれ撮影をふり返った。本作は、1960年代の激動の韓国を舞台に、謎の政治フィクサーであり、“サムシクおじさん”の愛称で呼ばれる男と、自国の運命をなんとか好転させようと奔走する理想主義的な青年キム・サンが、誰もが1日3食を食べられる豊かな国に変えるという野望を抱きながら、欲望渦巻く中で奮闘する様子を描いた骨太のヒューマン・エンターテインメント。今回、35年のキャリアを誇り世界が認める名優ながらドラマシリーズに初挑戦ということで、新人俳優として本作の撮影に挑んだというソン・ガンホ。制作会見でも楽しいエピソードを披露していたが、日本の独占インタビューでは、映画とドラマの現場の違いや、初のドラマシリーズ主演を通して得られた新しい発見について語ってくれた。――映画のキャリアは35年、ドラマは初挑戦ということで、今回撮影する中で、映画の現場とドラマの現場で何か違うなと感じたところは、ありましたか?ソン・ガンホ:根本的に大きな違いはないと思うんです。同じ演技をする、また、俳優同士、共演者同士で、「アンサンブル」をするという部分は同じだと思います。ですが映画は2時間という目安があって、その時間内に物語を凝縮して作る一方、ドラマは長いストーリーで長い息を持って視聴者のみなさんに作品を届けることになります。ですから映画よりは、ドラマの方がより繊細な表現ができる側面はあるんじゃないかなと思うんです。――新たな発見という点では、繊細な表現ができる、ということでしょうか?ソン・ガンホ:そうですね。映画は、インパクトが強く圧縮された表現をする一方で、ドラマは視聴者のみなさまにもう少し「繊細に長い息を持って伝える」という面では、やっぱり効果的に伝えやすかったりします。ですので、映画とドラマはもともとの“特性”が違うんじゃないかなと感じました。また、ソン・ガンホが演じた“サムシクおじさん”パク・ドゥチルとともに、自国を豊かにするため奮闘する、アメリカ帰りのエリート青年キム・サンを演じたピョン・ヨハン。ドラマの中でも2人の絆や関係性も見どころとなっており、ソン・ガンホと共演シーンも多かった撮影についてピョン・ヨハンがふり返っている。――ピョン・ヨハンさん、ソン・ガンホさんとの共演シーンで一番記憶に残るシーンはありますか?ピョン・ヨハン:サムシクとキム・サンは、壮大な計画の元で手を組むことになるんですね。2人は、愛憎こもごもとした関係で、お互いに(相手を)守ってやったり、また労わったり、怒りをぶつけたり、色々な感情が錯綜してるんですが、そういう意味では、特定のシーンを挙げることは、ちょっと難しいかもしれません。ただ、結論から申し上げますと、ソン・ガンホさんと共演させていただいて本当に幸せでした。ソン・ガンホさんは先輩や後輩たちにすごく気を配ってくださって、現場を仕切ってくださったんですね。我々の感情の機微とか、キャラクターがうまく表現できるようにと、いろいろと気を使ってくださったという面では、非常に印象に残っている現場です。――素敵な現場だったのですね。現場でのとっておきのエピソードがあれば教えてください。ピョン・ヨハン:エピソードは本当にあげればキリがないのですが、この「サムシクおじさん」という作品を見事に作り上げるために“みんなが集中したこと”自体がエピソードなんじゃないかなと思います(ソン・ガンホがツッコミを入れるように吹き出して笑い、ピョン・ヨハンもそれに照れ笑いを浮かべながら大きな笑顔)。――最後に、代表してソン・ガンホさん。作品を楽しみにしている日本の視聴者へのメッセージをお願いします。ソン・ガンホ:ぜひ、楽しんでくださーい!と話して、豪快に笑いながら、陽気にインタビューを締めくくったソン・ガンホ。キャスト同士のリスペクトが感じられる、和やかな雰囲気のインタビューとなった。解禁されている予告編でも「サムシクは怪しい」「何を企んでいるのです?」「望みは?」というセリフが飛び交い、謎が多い本作。すでに本日、第5話までが一気に配信されており、サムシクおじさんとキム・サンが様々な関係・同盟を結びながら夢に向かうストーリーが錯綜している。「サムシクおじさん」はディズニープラス スターにて独占配信中(全16話/初週5話一挙配信、以降毎週水曜日2話ずつ、最終週3話配信)。(シネマカフェ編集部)
2024年05月15日『こうもり』の作曲家として知られる、ヨハン・シュトラウスII世を、喜歌劇(オペレッタ)の世界に引き込んだオッフェンバックの傑作『美しきエレーヌ』が来年2月に東京芸術劇場で上演される。喜歌劇『美しきエレーヌ』は、トロイア戦争に発展するきっかけとなるほど人々を魅了する絶世の美女エレーヌをめぐる物語を描いた作品。欧州では頻繁に上演され、舞台を収めた映像作品もいくつも存在するが、プロの音楽家による上演は、おそらく今回が日本初となる。辻博之 (C)濱津和貴指揮を務めるのは、東京芸術劇場のオペラ制作の現場を支え続け、『2021年度 全国共同制作オペラ 東京芸術劇場シアターオペラvol.15 團伊玖磨/歌劇『夕鶴』(新演出)』 を指揮した辻博之。ウィーンを拠点に演出家としての実績を着実に重ねる佐藤美晴が台本と構成・演出を手がけ、砂川涼子、工藤和真ら実力派歌手が揃う。土屋神葉また、通常のオペレッタでは、歌手が台詞部分も担当するが、本公演では2020年に第15回『声優アワード』新人男優賞を受賞した土屋神葉が出演し、曲間に日本語による語りを挟みながら、劇が進行していく。東京芸術劇場コンサートオペラ vol.9オッフェンバック喜歌劇『美しきエレーヌ』■チケット情報演奏会形式/全3 幕/フランス語上演/日本語字幕付2024年2月17日(土) 14:00 開演東京芸術劇場 コンサートホール指揮:辻 博之台本・構成演出:佐藤美晴【キャスト】エレーヌ:砂川涼子パリス:工藤和真メネラオス:濱松孝行アガメムノン:晴 雅彦カルカス:伊藤貴之アイアスII:反中洋介アイアスIIII:堀越俊成語り(日本語):土屋神葉 ほか合唱:ザ・オペラ・クワイア管弦楽:ザ・オペラ・バンド
2023年12月01日“ワルツ王”とも称されるヨハン・シュトラウスII世が作曲したオペレッタ『こうもり』が、12月に新国立劇場 オペラパレスで上演される。本作はシュトラウスの最高傑作のひとつで、次々に繰り出される美しいワルツやポルカ、小粋な風刺やユーモアが最高の音楽劇だ。ウィーンの年末年始の風物詩としてもおなじみで、今年は東京の年末に登場する。演出は、ウィーン宮廷歌手の名テノール、ハインツ・ツェドニク。アール・デコ調の華やかな舞台美術・衣裳も大きな見どころで、金色に輝く幾何学模様や、日本の美感を取り入れた優雅で官能的なラインの衣裳など、クリムトを彷彿させるデザインが随所に盛り込まれている。指揮はオーストリア出身でジャズピアノなど多才ぶりを発揮する若手パトリック・ハーンが務める。本作は、美しい音楽が満載で、オペラ初心者や家族連れでも楽しめる内容になっている。新国立劇場2023/2024シーズン オペラヨハン・シュトラウスII世こうもり 全3幕■チケット情報月6日(水) 19:0012月9日(土) 14:0012月10日(日) 14:0012月12日(火) 14:00新国立劇場 オペラパレスドイツ語上演/日本語及び英語字幕付※予定上演時間 約3時間(休憩含む)指揮パトリック・ハーン演出ハインツ・ツェドニク美術・衣裳オラフ・ツォンベック振付マリア・ルイーズ・ヤスカ照明立田雄士再演演出澤田 康子再演振付石井清子舞台監督髙橋尚史ガブリエル・フォン・ アイゼンシュタインジョナサン・マクガヴァンロザリンデエレオノーレ・マルグエッレフランクヘンリー・ワディントンオルロフスキー公爵タマラ・グーラアルフレード伊藤達人ファルケ博士トーマス・タツルアデーレシェシュティン・アヴェモブリント博士青地英幸フロッシュホルスト・ラムネクイーダ伊藤 晴合唱指揮三澤洋史合唱新国立劇場合唱団バレエ東京シティ・バレエ団管弦楽東京フィルハーモニー交響楽団芸術監督大野和士 .nntt.jac.go.jp/opera/
2023年10月17日全国無料放送のBS12 トゥエルビ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:須磨直樹)は、韓国ドラマ「医師ヨハン」を3月18日(土)ひる2:00から、毎週土曜日に2話連続で放送いたします。Ⓒ SBS 原作:久坂部 羊「神の手」(幻冬舎文庫)1.番組概要医師であり作家の久坂部羊の小説「神の手」が原作のヒューマンメディカルドラマ!本作が12年ぶりのメディカルドラマ出演となった人気俳優のチソンが、患者の痛みに寄り添うミステリアスな名医・ヨハンを好演。ヨハンから学び、感化されながら過去のトラウマを乗り越えて成長していく若手医師たちや、刑務所の医師と囚人という最悪の出会いながら、上司であるヨハンを医師として尊敬するうちに次第に惹かれていく、イ・セヨン演じるシヨンとのプラトニックな恋愛関係など、医療現場で働く若者たちの成長と葛藤が描かれる。■番組HP: ■番宣映像: ■画像クレジット:Ⓒ SBS原作:久坂部 羊「神の手」(幻冬舎文庫)※クレジットは2行での表記を優先いただきたく存じます。難しい場合は 「Ⓒ SBS 原作:久坂部 羊「神の手」(幻冬舎文庫)」と1行で表記をお願いいたします。医師ヨハンHP : 2.あらすじ事故に遭った父を救えなかったことで医師としての自信を失ったカン・シヨン(イ・セヨン)は、韓国を離れようとしていた。そんな時、知人の頼みで矯正医官としてアルバイトすることになったシヨンは、そこで囚人服を着たチャ・ヨハン(チソン)と出会う。医師だったヨハンは3年前に患者を安楽死させた罪で服役していたのだった。医師として天才的な腕を持つヨハンの指示によって患者を救ったシヨンは、再び医師の道を歩むことを決意する。ハンセ病院のペインクリニック科のレジデントとして復帰したシヨンは、出所後に教授として白衣をまとったヨハンとの再会を果たす。2人がさまざまな難病に立ち向かう中、ヨハンの前に検事のソン・ソッキ(イ・ギュヒョン)が現れる。Ⓒ SBS 原作:久坂部 羊「神の手」(幻冬舎文庫)Ⓒ SBS 原作:久坂部 羊「神の手」(幻冬舎文庫)Ⓒ SBS 原作:久坂部 羊「神の手」(幻冬舎文庫)3.放送スケジュール〈無料BS初放送〉3月18日(土)スタート毎週土曜日ひる2:00~4:002話連続放送(全16話/韓国語・日本語字幕)4.キャスト役名:キャストチャ・ヨハン:チソン「被告人」「キルミー・ヒールミー」カン・シヨン:イ・セヨン「花遊記」「ヴァンパイア探偵」ソン・ソッキ:イ・ギュヒョン「ハイバイ、ママ!」「刑務所のルールブック」イ・ユジュン:ファンヒ「アスダル年代記」「明日、キミと」5.スタッフ演出:チョ・スウォン「30だけど17です」「君を愛した時間~ワタシとカレの恋愛白書」キム・ヨンファン「恋するシャイニングスター〜気になる彼は星いくつ!?〜」脚本:キム・ジウン「ジキルとハイドに恋した私 ~Hyde, Jekyll, Me~」「清潭洞アリス」原作:久坂部羊■BS12 トゥエルビについて■三井物産(株)100%出資の24時間全国無料のBS放送局です。スポーツ中継や大人の趣味教養など、上質なエンターテインメント番組を総合編成でお送りしています。視聴方法は、BS+12ボタン、または3桁番号222チャンネルです。BS12 | BS無料放送ならBS12 トゥエルビ : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年03月15日『別れる決心』で主演を務めるパク・ヘイル、「ミスター・サンシャイン」『声/姿なき犯罪者』のピョン・ヨハン、ベテラン俳優のアン・ソンギらが豪華共演を果たし、本国で大ヒットした『ハンサンー龍の出現ー』が3月17日(金)より日本公開決定。日本版ポスタービジュアルが解禁となった。16世紀末、日本では天下統一を成し遂げた豊臣秀吉が、大陸の明国侵攻の足がかりとして朝鮮半島に出兵した文禄・慶長の役。その戦の中でも日本と朝鮮、両軍の大きな分岐点となった閑山(ハンサン)島海戦を映画化した本作。イ・スンシン(李舜臣)は朝鮮水軍の将軍として、豊臣軍から国を守り抜いた英雄。対する脇坂安治(わきざかやすはる)は秀吉に仕え、加藤清正らとともに「賤ヶ岳の七本槍」に名を連ねた武勇の持ち主。お互いの実力を認める武将たちが、自軍内の政治的な駆け引きに翻弄されながらも、ついに決戦のときを迎える――。イ・スンシンを演じるのは、パク・チャヌク監督最新作『別れる決心』主演でも注目を集めるパク・ヘイル。脇坂安治には、本作で第43回青龍映画賞と第58回大鍾賞映画祭で助演男優賞を受賞したピョン・ヨハン。さらに名優アン・ソンギ、日韓で絶大な人気を誇るアイドルグループ「2PM」のメンバーでもあるオク・テギョン、『エクストリーム・ジョブ』のコンミョンら多彩な実力派キャストが集結。『神弓-KAMIYUMI-』『バトル・オーシャン 海上決戦』のキム・ハンミン監督が熾烈な海上決戦を見事に作り上げ、第31回釜日映画賞では最優秀監督賞と美術・技術賞を受賞。韓国公開時のVIP試写会には、パク・ボゴムや「EXO」スホ、「2PM」チャンソンらが出席し大きな話題になった。今回、解禁となった日本版ポスタービジュアルでは、「義に死ぬか、不義に生きるか」というコピーとともに、壮絶な海上決戦を迎えたパク・ヘイル演じるイ・スンシンとピョン・ヨハン演じる脇坂安治、両軍の名将をとらえている。『ハンサンー龍の出現ー』は2023年3月17日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハンサン ‐龍の出現‐ 2023年3月17日よりシネマート新宿ほか全国にて公開©2022 LOTTE ENTERTAINMENT & BIGSTONE PICTURES CO.,LTD.ALL RIGHTS RESERVED.
2022年12月20日『茲山魚譜 チャサンオボ』や日本映画『太陽は動かない』などで知られるピョン・ヨハン主演で、韓国の振り込め詐欺を初めて描き、オープニング成績1位の大ヒットを記録した映画『声/姿なき犯罪者』から、日本版ポスタービジュアルと予告編が解禁された。ピョン・ヨハンが振り込め詐欺の被害にあった妻や同僚たちの苦しみを胸に抱き、30億ウォンを取り戻すために、詐欺グループに立ち向かう元刑事ソジュンを熱演、激しいアクションシーンにノースタントで挑んだ本作。巨大な詐欺組織の総責任者クァクを演じたのは、『悪人伝』でマ・ドンソク演じる組長と共闘し殺人鬼を追う刑事を演じ、「未成年裁判」や「グリッド」など配信ドラマでも活躍するキム・ムヨル。本作では極悪非道な犯罪者を怪演し、ソジュンら被害者を絶望の淵に陥れる。今回解禁となった予告編では、「目標額は180憶ウォン!」という声のもと、パソコンと電話が設置された机に向かって大勢の人が作業する部屋が映し出され、建設現場で働くソジュン(ピョン・ヨハン)の妻に「友人の弁護士キム・ヒョンスです」と名乗る電話が。「夫がケガを?」と驚き、スマホからお金を振り込む妻。すると詐欺組織の本拠地では“入金”の札があがり、「振り込め詐欺は“共感”が重要だ」と責任者クァク(キム・ムヨル)が力説する中、あっという間に詐欺が成功してしまう。全てを失ったソジュンは、妻や同じように騙された同僚たちの金を取り返すため、組織への潜入を決意。詐欺事件を追いかける刑事(キム・ヒウォン)らの驚きをよそに、元刑事だったソジュンは危険を顧みずどんどん組織の内部に入り込んでいく。「地獄を味わわせてやろう」と狂気をみせ、非情な詐欺を続けるクァクたちに、「殺す」と決意も固いソジュンはどう挑むのか。壮絶な復讐劇を予感させる内容になっている。実は、ピョン・ヨハンやキム・ムヨル、キム・ヒウォンも振り込め詐欺の手口に騙されそうになったことがあるという。ピョン・ヨハンは「本作のシナリオを読んで数日後、家族に僕のマネージャーの名前でお金を要求するようなメッセージが届いた」と明らかにし、身近なところに犯罪があることを実感、映画の中でもこうした犯罪を処断したかったと話した。そして、併せて解禁された日本版ポスターには、「その[声]は、全てを奪う。」というコピーとともに、対照的な表情のピョン・ヨハン、キム・ムヨルが配され、全てを奪われた男と全てを奪った男の2人がどう対決していくのか、期待が高まるビジュアルとなっている。監督らの念入りなリサーチと俳優たちの熱意が、世界中どこでも誰もがターゲットになりうる「振り込め詐欺犯罪の現実」を我々に突きつける本作に注目だ。『声/姿なき犯罪者』は10月7日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:声/姿なき犯罪者 2022年10月7日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開ⓒ 2021 CJ ENM Co., Ltd., SOOFILM ALL RIGHTS RESERVED
2022年08月18日近年深刻化する犯罪のひとつである振り込め詐欺を韓国で初めて描き、オープニング成績1位の大ヒットを記録したピョン・ヨハン主演のリアル犯罪アクション映画が、邦題『声/姿なき犯罪者』として、10月7日(金)より全国公開されることが決定した。本作は、振り込め詐欺の罠にかかり、大金を失ったソジュン(ピョン・ヨハン)が、奪われた金を取り返すため詐欺組織に潜入し、壮絶な復讐を下すスリルに満ちた犯罪アクション。韓国では2020年に日本の2.5倍にもなる振り込め詐欺被害があり、その手口もSNSやスマホアプリ、メッセンジャーを使うなど、想像を超えた巧妙な犯罪になりつつある。この日常に潜む振り込め詐欺を韓国で初めて映画化したのは、双子の兄弟キム・ソン&キム・ゴク監督。これまでに「T-ARA」ウンジョン主演のホラー『ホワイト:呪いのメロディー』、実写とストップ・モーションアニメを用いたブラックコメディ『ポドリ君の家族残酷史X 韓国の夜と霧』など、個性豊かな作品を手掛けてきたふたりは、本作を製作するにあたり、実際に詐欺犯罪を担当する知能犯罪捜査隊に徹底した事前取材を行い、最新の事件も参考にした。そして主人公ソジュンには、『茲山魚譜 チャサンオボ』で流刑の天才学者と友情を育む貧しい漁師役を演じ、藤原竜也&竹内涼真出演『太陽は動かない』では、産業スパイ役として日本人俳優たちと共演するなど、幅広い活躍を見せるピョン・ヨハン。本作では激しいアクションシーンをノースタントで挑み、製作スタッフと共演者を驚かせた。さらに対峙する詐欺組織の主犯を『悪人伝』のキム・ムヨル、犯人を追う刑事を『鬼手』のキム・ヒウォンが演じ、ほかにも『ただ悪より救いたまえ』のパク・ミョンフンや『サムジンカンパニー1995』のイ・ジュヨンら、実力派俳優たちが脇を固める。また監督のひとり、キム・ソン監督は「振り込め詐欺犯罪は社会的な問題になるほど悪質で現代的な犯罪」としたうえで「劇中のセリフのように“振り込め詐欺は悪質な犯罪であり、被害者たちは何も悪くない”ということを伝えたかった。振り込め詐欺はあまりにも精巧で緻密なのでだまされやすい犯罪。映画を観て振り込め詐欺犯罪の警戒心が伝わって少しでも詐欺犯罪が減ったら…という思いだった」とメッセージを寄せている。『声/姿なき犯罪者』は10月7日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2022年07月27日第57回百想芸術大賞で大賞を受賞、第30回釜日映画賞で最優秀監督賞を受賞した韓国映画『茲山魚譜-チャサンオボ-』から、ソル・ギョング、ピョン・ヨハン、イ・ジュニク監督が撮影を振り返るメイキング映像が到着した。今回解禁となった映像では、イ・ジュニク監督と主演のソル・ギョング、ピョン・ヨハンの3人が、撮影時のエピソードを軽妙に語り合っている。撮影初日から台風の影響を受け、セットの建物の扉が飛ばされるなど過酷な撮影を強いられたという。ソル・ギョングは「大変でした」と振り返り、大雨の中の撮影時には「監督は誰とも目を合わせない。申し訳なくなるから」と、監督の苦労を気遣った。一方、台風のおかげで「(翌日は)波の打ち方が見事だった」と、監督は良い部分も語る。本作のためにエイのさばき方を学んだというピョン・ヨハンとイ・ジョンウンの演技にも「プロのよう」と監督は称賛。また、30キロものイシナギの模型を担ぎ歩いたピョン・ヨハンは「ある瞬間から記憶がない」と、その重さに驚いていたほど。撮影に準備した海洋生物については「原作の海洋生物はなるべく出したかった」と監督は明かす。過酷な撮影とは裏腹に、笑顔が耐えない現場を振り返る3人のトークは必見だ。『茲山魚譜-チャサンオボ-』は11月19日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:茲山魚譜-チャサンオボ- 2021年11月19日よりシネマート新宿ほか全国にて公開ⓒ 2021 MegaboxJoongAng PLUS M & CINEWORLD. ALL RIGHTS RESERVED.
2021年11月04日作曲家ヨハン・ヨハンソンの初長編監督作品であり、遺作となった映画『最後にして最初の人類』(原題:Last and First Men)の日本公開が決定。ティザービジュアルと予告編も到着した。ヨハンソン監督は、クラシックと電子音を融合させた音楽スタイルで知られ、映画をはじめ舞台・コンテンポラリーダンスなど幅広いジャンルで活躍した作曲家。アカデミー賞(主演男優賞)に輝いた『博士と彼女のセオリー』でゴールデングローブ賞作曲賞を受賞、『メッセージ』でも同賞にノミネートされたことも。しかし、キャリア絶頂期にあった2018年2月9日、48歳でこの世を去ってしまった。今回公開されることが決定した本作は、シネマ・コンサートの形式で生上演されていたものがベース。ヨハンソンが監督した16mmフィルムの映像をスクリーンに投影し、『ナルニア国物語』シリーズや『フィクサー』のティルダ・スウィントンが朗読を加え、ヨハンソンによるスコアをオーケストラが生演奏するというスタイルで、亡くなった後、これを16mmフィルムの撮影監督を務めたシュトゥルラ・ブラント・グロヴレンを中心としたスタッフが、1本の映画として構成。英国の哲学者で作家のオラフ・ステープルドンの同名小説(1930/邦訳は絶版)を原作とした本作は、昨年2月のベルリン国際映画祭でワールドプレミア上映もされている。そして、公開決定と同時に到着したビジュアルは、旧ユーゴスラビアに点在する「スポメニック」と呼ばれる巨大な戦争記念碑が目を引く。映像にもそんなモニュメントが登場し、“最後の人類”から人類滅亡の危機が迫っていることを知らせるナレーションが収録されている。『最後にして最初の人類』は7月23日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほかにて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:最後にして最初の人類 2021年7月23日よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほか全国にて公開©2020 Zik Zak Filmworks / Johann Johannsson
2021年03月25日新年恒例の「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤー・コンサート」。今年2021年はオーストリア政府によるコロナ感染予防規定のため無観客で開催され、歴史的な成功を収めたことが伝えられた。ちょうど元旦の昼に開催された地元オーストリアではTVの視聴率が何と54%、120万人が見た計算となるというから驚きだ。オーストリアの日刊紙『クーリエ』では「芸術的にこれ以上望むものはない」、「リッカルド・ムーティとウィーン・フィルは一体となり、聴く者に特別な音楽の饗宴をもたらしてくれた」と手放しで絶賛し、『クローネ』紙も「ウィーン・フィルは魅惑的な色彩感と、洗練された音に包まれた」と称賛の言葉を連ねているという。そして収録からわずか1週間後の1月8日には、ライヴ録音されたコンサート全曲の配信が全世界で開始されたのだ。いつもであれば華やかな歓声と拍手に包まれるニューイヤー・コンサートだが、今年は、指揮者の入場にも、演奏終了後にも聴衆の拍手はなく、時折ソロ・パートを演奏した奏者をたたえることはあったといえ、粛々と進められたことが印象的だ。放送では、第1部と第2部の最後に、オンラインを通じて視聴していた世界各地の7千人の拍手や静止画が流され、その拍手はホールにもスピーカーを通じてフィードバックされ、指揮台上のムーティとオーケストラの奏者が微笑むシーンも放送で映し出されていたことが思い出される。今年のプログラムのキーワードは、今年80歳を迎える指揮者ムーティの母国イタリアで、当時のイタリアの王子のために書かれた「マルゲリータ・ポルカ」、イタリア趣味を反映した「ヴェネツィア人のギャロップ」、あるいはヴェルディ「リゴレット」やベッリーニ「夢遊病の女」など当時一世を風靡したイタリア・オペラの名旋律を散りばめた「新メロディ・カドリーユ」など、オーストリアとイタリアとの強い絆を物語る作品が取り上げられた。さらには、日本では未だに高い人気を誇るドイツの名指揮者ハンス・クナッパーツブッシュの十八番だった豪快なコムツァークのワルツ「バーデン娘」をはじめとする7曲もの作品が、ニューイヤー・コンサート史上初めて取り上げられたのも大きな話題で、シュトラウス一家をはじめとするワルツやポルカというオーストリアの音楽的財産を広く世界に紹介しようとするウィーン・フィルの姿勢が見て取れた。無観客公演だったことに加えて異例だったのは、ウィーン・フィルの楽団長と指揮者のムーティがスピーチを行ったこと。楽団長で第1ヴァイオリン奏者のダニエル・フロシャウアーは、「音楽大使として、マエストロ・ムーティとともに、希望と明るさのメッセージをお届けします。本日演奏する音楽は、暗い日々も、そして楽しい時も私たちを勇気づけてくれたもの。その意味で、このコンサートがみなさんにとって忘れ難いものになりますように」とコンサートに込める思いを第2部の冒頭で表明。一方ムーティは、恒例のアンコール曲「美しく青きドナウ」の演奏の前に「私たちはここにいて、音楽が運んでくれるメッセージを信じて演奏しています。音楽家には武器があります。これは人を殺さない、音楽という武器です。音楽は喜びや希望、平和、兄弟愛、そして何よりも愛をみなさんに届けることができます。私たち音楽家にとって、音楽は仕事ではなく、使命なのです。その使命を伝えるために音楽家は働いているのです。では何の使命か?それはこの社会をより良いものにする、という使命です。新しい世代の若者にとってこの1年は、物事を深く考えられないままに過ぎてしまいました。自分の健康のことを始終考えていなければならなかったからです。身体の健康は大切ですが、精神の健康も同じくらいに大切です。音楽はその精神を健康に保つのに必要なのです」と音楽、そして音楽家の持つ使命の大切さについて話しています。さらに「世界中の知事、大統領、首相のみなさん」と呼び掛け、「将来社会をよくするためには、音楽という文化が欠かすことができない要素であるという点をどうかお考え下さい。この思いを込めて『美しく青きドナウ』を演奏いたします。この美しい曲の音の波の中に、喜びと悲しみが、生と死がいっぱいに詰まっていることをお聴きください」と締めくくり、音楽が社会で果たす重要な役割について訴えた。例年であればオーケストラとともに「新年明けましておめでとう!」という一言を発するだけのところだが、あえて言葉を尽くしたムーティに、オーケストラは譜面台を叩いて賛同の拍手を贈ったことも心に残る。なお、2022年のニューイヤー・コンサートの指揮者がダニエル・バレンボイム(2014年以来3度目の登場)に決まったことが発表された。リッカルド・ムーティPhoto: Dieter Nagl◎アルバムの試聴・購入はこちらから (ムーティのスピーチは収録されています。楽団長のスピーチとオンラインの拍手は収録されていません。)◎アルバム情報ニューイヤー・コンサート2021/リッカルド・ムーティ&ウィーン・フィル【発売日】デジタル配信:2020年1月8日(通常配信・24ビット96kHzハイレゾ配信・ストリーミング)CD:SICC-2221~222枚組2021年1月27日予定¥2,900+税ブルーレイ:SIXC‐372021年2月17日予定¥5,700円+税レーベル:ソニークラシカル【収録曲】■CD1第1部1.ファティニッツァ行進曲[オペレッタ「ファティニッツァ」より]★(スッペ)2.ワルツ「音波」作品148★(ヨハン・シュトラウス2世)3.ニコ殿下のポルカ 作品228(ヨハン・シュトラウス2世)4.ポルカ・シュネル「憂いもなく」作品271(ヨーゼフ・シュトラウス)5.ワルツ「坑夫ランプ」★(ツェラー)6.ギャロップ「贅沢三昧」[オペレッタ「キスのリハーサル」のモティーフによる]★ (ミレッカー)第2部7.歌付き喜劇「詩人と農夫」序曲(スッペ)8.ワルツ「バーデン娘」作品257★(コムザーク)9.マルゲリータ・ポルカ 作品244★(ヨーゼフ・シュトラウス)■CD21.ヴェネツィア人のギャロップ 作品74★(ヨハン・シュトラウス1世)2.ワルツ「春の声」作品410(ヨハン・シュトラウス2世)3.ポルカ・フランセーズ「クラップフェンの森で」作品336(ヨハン・シュトラウス2世)4.新メロディ・カドリーユ 作品254(ヨハン・シュトラウス2世)5.皇帝円舞曲 作品437(ヨハン・シュトラウス2世)6.ポルカ・シュネル「恋と踊りに夢中」作品393[オペレッタ「女王のレースとハンカチーフ]のモティーフによる](ヨハン・シュトラウス2世)アンコール7.狂乱のポルカ 作品260(ヨハン・シュトラウス2世)8.新年の挨拶[リッカルド・ムーティの英語によるスピーチ]9.ワルツ「美しく青きドナウ」作品314(ヨハン・シュトラウス2世)10.ラデツキー行進曲 作品228(ヨハン・シュトラウス1世/ウィーン・フィル編)★ニューイヤー・コンサート初演奏の作品*日本語曲名は日本ヨハン・シュトラウス協会刊の『ヨハン・シュトラウス2世作品目録』(2006)、『ヨーゼフ・シュトラウス作品目録』(2019)に従っています。【録音】2021年1月1日、ウィーン、ムジークフェラインザールでのライヴ・レコーディング
2021年01月15日毎年元旦に行なわれる「ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート」は、ウィーンの誇るムジークフェラインザールからTVとラジオを通じて世界90カ国以上に放送され、5億人が視聴するというビッグ・イベントだ。1939年のスタート以来80年以上の歴史を誇るこのコンサートでは、音楽の都ウィーンを象徴するシュトラウス一家のワルツやポルカが演奏され、その高額のチケットは世界一入手困難として知られている。今年は、ボストン交響楽団音楽監督、ゲヴァントハウス管弦楽団楽長を兼任する、ラトヴィア出身のアンドリス・ネルソンスが初登場。すでに80回に迫る共演を重ねてきたことで、ウィーン・フィルから厚い信頼を寄せられているネルソンスが、新たな時代のウィンナ・ワルツとポルカを華麗かつ鮮烈に紡ぎ出した。現地メディアからも、「祝祭的気分に溢れ、音楽的に優れたネルソンスのデビュー」(『クーリエ』紙)、「ネルソンスのニューイヤー・コンサートは、ピチピチ感満点。聴衆も熱狂し、スタンディング・オヴェーションで応えた」(『クローネ』紙)、「ドライヴ感がすごく、細かいところまで配慮され、爆発的な迫力にビックリ」(『スタンダード』紙)など、絶賛の嵐が寄せられている。注目のプログラムは、定番の「美しく青きドナウ」「ラデツキー行進曲」などに加えて、今年生誕250年のベートーヴェン、没後150年のヨーゼフ・シュトラウス、ザルツブルク音楽祭創設100年、ウィーン楽友協会竣工150年と、2020年のさまざまなアニヴァーサリーを織り込んだ多彩な作品で構成され、同コンサート初登場となる作品が9曲と新鮮味も十分。この話題のコンサートが、収録後わずか10日後に全曲配信。1月29日にはCDの発売も予定されるほか、2月19日にはブルーレイも発売予定。2020年のスタートを飾る話題のイベントを振り返るチャンス到来!「ニューイヤー・コンサート2020アンドリス・ネルソンス&ウィーン・フィル」2CD:SICC-2157~82020年1月29日発売¥2,900+税ブルーレイ:SIXC-292020年2月19日発売予定¥5,700円+税1.オペレッタ「放浪者」 序曲★(ツィーラー)2.ワルツ「愛の挨拶」 作品56★(ヨーゼフ・シュトラウス)3.リヒテンシュタイン行進曲 作品36★(ヨーゼフ・ストラウス)4.ポルカ「花祭り」 作品111(ヨハン・シュトラウス2世)5.ワルツ「シトロンの花咲く国」 作品364(ヨハン・シュトラウス2世)6.ポルカ・シュネル「警告なしで」 作品132★(エドゥアルト・シュトラウス)7.オペレッタ「軽騎兵」 序曲(スッペ)8.ポルカ・フランセーズ「キューピッド・ポルカ」 作品81★(ヨーゼフ・シュトラウス)9.ワルツ「もろびと手をとり」 作品443(ヨハン・シュトラウス2世)10.ポルカ・マズルカ「氷の花」 作品55★(エドゥアルト・シュトラウス)11.ガヴォット★(ヨーゼフ・ヘルメスベルガー2世)12.郵便馬車の御者のギャロップ 作品16の2★(ロンビー)13.12のコントルダンス WoO 14より第1・2・3・7・10・8曲★(ベートーヴェン)14.ワルツ「楽しめ人生を」 作品340(ヨハン・シュトラウス2世)15.トリッチ・トラッチ・ポルカ 作品214(ヨハン・シュトラウス2世)16.ワルツ「ディナミーデン」 作品173(ヨーゼフ・シュトラウス)[アンコール]17.ポルカ・シュネル「大空に羽ばたいて」 作品230(ヨーゼフ・シュトラウス)18.新年の挨拶19.ワルツ「美しく青きドナウ」 作品314(ヨハン・シュトラウス2世)20.ラデツキー行進曲 作品228(ヨハン・シュトラウス1世)★これら9曲はニューイヤー・コンサート初登場。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団指揮:アンドリス・ネルソンス[録音]2020年1月1日、ウィーン、ムジークフェラインザールでのライヴ・レコーディング
2020年01月18日オーストリアのウィーン発ユニセックスフレグランスブランド「WienerBlut(ウィーナーブルート)」が、今冬、日本初上陸を果たした。「ウィーン気質」というブランド名を持つ「ウィーナーブルート」は、芸術文化が隆盛を極めた19世紀末ウィーンの街と文化のエッセンスを体現するというコンセプトのもと、2009年にアレクサンダー・ローバーによって立ち上げられた。パリのコレットや、ロンドンのリバティやトランク、ウィーンのロブマイヤー本店など、感度の高い高級店で既に取り扱われている注目のブランドだ。19世紀末のオーストリア=ハンガリー帝国時代のウィーンは、グスタフ・クリムトやエゴン・シーレなどの画家、オットー・ワーグナー、ヨゼフ・マリア・オルブリッヒなどの建築家、ヨハン・シュトラウス2世やマーラーなどの音楽家が一世を風靡し、快楽主義的世界観に満ちた文化や芸術が繁栄したことで知られる。「ウィーナーブルート」は、当時のレシピを厳選された天然素材で再現した4つのオードパルファムから成る。その香りだけでなく、ボトルデザインに至るまで、19世紀の香水瓶のスタイルを研究し、ニューヨークを拠点に活動するアートディレクターのアレックス・ウィーデリンが手掛けた。ウィーンの薬局で使われていたボトルなどをモチーフにしたという、レトロシックなムードをまとったアイコニックなデザインのボトルが、ひと嗅ぎすれば、瞬時に19世紀末のウィーンへタイムスリップしてしまうかのような印象深くて個性的なフレグランスにしっくりとフィット。アイテムは、現在では作られていない世紀末の香りにインスパイアされた「ノール デュ ノール」、オーストリア帝国の祝祭日であった聖体祭へのオマージュ「エクス ヴォート」、フランツ・フェルディナント大公が19世紀末にインドのハイデラバードに旅したことに着想を得た「パレ ニザーム」、19世紀末に高貴なものとしてもてはやされたマンダリンオレンジの人気の香りをイメージした「へスペリア」の4つ。価格は、税込28,080円。外苑前のセレクトショップ「doinel(ドワネル)」にて先行発売中。正式発売は、2017年2月を予定。(text:cinemacafe.net)
2016年12月20日オランダの写真家、ヨハン・ファン・デル・クーケンの日本初個展が東京・恵比寿のPOSTで11月23日より開催される。ヨハン・ファン・デル・クーケンは作家、ドキュメンタリー映像作家としても活躍した写真家。42年間に渡るキャリアのなかで55のドキュメンタリーを発表し、そのうちの6作品は8つの賞を受賞している。ヨハン・ファン・デル・クーケンが17歳のときに初めて制作した小型写真集『Wij zijn 17』が発売されてから60周年にあたる今年、IMA PHOTOBOOKSとPOSTの共同出版レーベル、フォーサイ・プレス(Foci Press)から同写真集の英日版が出版されることになった。彼の友人たちを被写体にしたモノクロ写真は、構図や光の入り方などに細かい配慮が行き渡りながらも、自然な様子がそのまま伝わるかのような作風で、当時17歳だったとは思えないほど卓越したセンスが見てとれる。また、合わせて同時期に撮影していた未発表作をまとめた『Les Copains』も刊行。どちらもPOSTにて取り扱われる。【イベント情報】「Johan van der Keuken / Wij Zijn 17」会場:POST住所:東京都渋谷区恵比寿南2-10-3会期:11月23日~12月13日時間:12:00~20:00定休日:月曜日(※祝日の場合は通常営業)
2015年11月23日15SSコレクションのランウエイから、今春夏メイクのヒントを紹介するシリーズ。7回目は東京コレクションより、「ヨハン・クー(Johan Ku)」「FREE PARTY」をテーマに70年代のヒッピー感や自由な感じを反映。パステルカラーを肌に溶け込ませるように見せているのがポイントだ。肌はコンシーラーを気になる箇所にのみ使用して、素肌を生かす。目元は、ピグメントをミックスし、色とパールの輝きをプラス。肌に馴染ませるように発色させたい箇所には柔らかな天然毛のブラシ、しっかり色を出したい箇所には弾力と硬さのあるブラシを使い分けている。クリームタイプのカラーは指を使って、体温から温めてから付けることで、肌との一体感が出て自然な血色に仕上がった。リップにもこのチークを指で、元の唇の色に溶け込ませるように付けた。メイクアップアーティストは、「M・A・C」の池田ハリス留美子シニアアーティスト。主な使用アイテムは、「ピグメント(グリーン スペース、ピュア ホワイト)」「#224 テーパード ブレンディング ブラシ」「#252 ラージ シェーダー ブラシ」「カジュアル カラー(リラクゼーション、ウィークエンド ゲッタウェイ)」など。
2015年04月20日