AKBで8年やってきたのに私、なんでできないんだろうって…。自分のダメダメ未熟さにヘコみ落ち込みましたが、舞台の世界に出たらこんなに日々、新しいことが広がってるんだ!、まだまだ学べる知れることがいっぱいある、という気持ちにもなりました」
実力不足の痛感をバネに換え、人一倍の努力を重ねて『ウィズ』再演オーディションに臨んだ。初演で最終選考に残ったことでシード扱いになり、一次選考はパス。でも自ら願い出て会場に足を運び、仲間たちの奮闘を目に焼き付けた。
「メンバーが亜門さんに何かひとこと言われただけで、どんどん変わっていく姿を見て、すごいな、人ってこんなに変われるんだ!と思った。最終選考での歌稽古の時に、亜門さんが歌詞の気持ちを丁寧に説明してくれただけで、もうキラキラした世界が見えて…。今はお稽古が楽しみでしょうがないです。何十個、何百個というヒントを亜門さんが与えてくれるくださる。
それを学んでステージに立つことで、後輩たちにもつなげられると思うんです」
ドロシーに共感するのは「この道を行ったら絶対にいいことがある。確実なものがあるわけじゃないけど、そこを目指して頑張ってるんだ」という台詞。