簡単に印象を言うなら、ひたむきで全力投球の梅田、ピュアでマイペースな田野といったところか。田野が入ったシーンを、今度は梅田が体育座りをして真剣に見つめていた。
「亜門さんは私たちと同じ目線になって、ひとつひとつ問題提起してくださる。その答えを探していく作業がすごく楽しいです」(梅田)
「休憩中も亜門さんやキャストの皆さんと話しているのが面白くて。無駄な時間はまったくないですね」(田野)
充足感いっぱいに稽古の日々を語るふたりに、お互いについて聞いてみた。
「田野ちゃんのことを大人しい子だと思っているなら、それは違います(笑)。そんな無邪気な笑顔をするんだ!と発見したので。まだ知られていない一面が見られると思いますよ」(梅田)
「私は感覚でやっちゃうタイプだけど、梅田さんはしっかりと考えて演じているのですごい。
オリジナリティもあるので、こんな歌い方があるんだ!って勉強になります」(田野)
それぞれの魅力と情熱が詰まったふたつの『ウィズ』の世界。両方ともに味わってこそ、『ウィズ』の感動は完結する。
「私自身もパワーをもらって元気になれる舞台。たくさんの方の心を満たせるよう、愛を届けたいです」