石崎「ありがとうございます。僕も演劇にはずっと興味があったんです。中学のとき母に児童劇団に入れられたり、唐十郎さんの芝居に連れて行かれたりした経験が大きくて。今回1か月は練習できると聞いて『やろう!』と決めました。短い期間では怖くてできなかったと思います」
菜月「ひゅーい君の歌には「物語」があって、音楽だけじゃなく、もっと大きなことを発信していると思ったんです。だから舞台上でも浮かない、劇中でちゃんと表現してくれるはず、とお誘いしました。部屋に閉じ込められて育った姉とその弟、ふたりの間を繋ぐ大切なものとして弟の「歌」がある。そんな設定なので、台本ができたらひゅーい君に劇中歌もつくっていただく予定です」
石崎「すごく面白い経験ができそうで嬉しいけれど、今は優しいチョビさんや作家の丸尾(丸一郎)さんが、稽古場で怖い人になるんじゃないかと心配で」
菜月「『そんなことない』といくら否定しても信じてくれないよね、ひゅーい君(笑)。
うちの劇団はガラパゴス諸島なみに珍しい、変な人ばっかりの劇団だけど、悪意はないから大丈夫。『うるるん滞在記』な感じで来てくれれば良いです」
石崎「(笑)ちょっと安心しました。