くらし情報『家族とは夫婦とは?胸に迫るキャラメルの人気作開幕』

家族とは夫婦とは?胸に迫るキャラメルの人気作開幕

家族とは夫婦とは?胸に迫るキャラメルの人気作開幕
創立30周年を迎えたキャラメルボックスの記念公演第2弾『カレッジ・オブ・ザ・ウィンド』が、5月9日、新神戸オリエンタル劇場で初日の幕を開けた。1992年の初演が開幕したのもこの劇場。劇団屈指の人気作の4回目、8年ぶりの上演とあって、場内は幅広い年代の観客たちの熱で溢れていた。脚本・演出の成井豊が「初期の代表作であると同時に、その後のキャラメルボックスの方向性を決めた記念碑的な作品」と言う通り、劇団が大切にする“人が人を想う気持ち”を真正面から捉えた、清々しくも深みのある快作だ。

キャラメルボックス『カレッジ・オブ・ザ・ウィンド』チケット情報

大学生の高梨ほしみは、家族6人でキャンプに向かう途中交通事故に遭い、祖母や両親、妹と弟を一瞬で失う。病院でほしみは、幽霊となってついてきた家族5人と明るく会話。コメディの要素も交じった丁々発止のやり取りの中に、実はバラバラだった家族の事情が見えてくる。ほしみの父・ギンペイ役の福本伸一(ラッパ屋)と、ほしみの母・ナミコ役の西牟田恵の頼もしい客演で、複雑だけどシリアスになり過ぎないラインが保たれ、ほのぼのとしたムードも。
趣向を凝らした“ゴースト・ダンス”も目に楽しい。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
漫画家・脚本家募集LPバナー 上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.