前節、首位・浦和レッズは3-1と優位に試合を進めたが、3連敗中の“鬼門”ユアテックススタジアム仙台でべカルタ仙台と勝点1を分け合った。暫定2位・FC東京は過去10試合で5分5敗と苦手とする鹿島アントラーズにハイプレスとセットプレーの対策を練られ、0-1と沈黙した。短期決戦となる『明治安田生命J1リーグ』1stステージでは、次のゲームが重要となる。他の星取勘定で1位&2位という暫定の立場も変わらない。5月16日(土)・埼玉スタジアム2002での浦和×FC東京は、今後のV戦線を占うひとつのターニングポイントになる。
5月16日(土)浦和×FC東京 チケット情報
浦和は攻撃面で明るい材料が出た。仙台戦は開幕戦以来となる3得点以上を挙げた。さらに5月5日の『ACL』で戦線復帰したFW・興梠慎三が復帰戦に続く2試合連続ゴールを決めた。
しかも、後半10分に勝ち越しとなる2点目、後半36分に同点ゴールと複数得点を叩き込んだのだ。9試合で4失点とリーグ最少失点を誇った堅守が90分間で同じ失点を喫した理由も明白である。徹底してロングボールを放り込んできた仙台に対し、浦和DF陣はズルズルとラインを下げ、セカンドボールを奪われたのだった。