私にとっても大きな自信に繋がりました」
2年ぶりとなるアルバムの名は、まさしく『POWER OF VOICE』。この2年の間に海外ライブや1年間で150本を越える全国各地でのフリーライブなど含め、様々な変化を受けてできた1枚だ。「今回特にこだわったのは、『prologue』と『epilogue』。色んな方向性を詰め込んだアルバムだったので、それをそっと包んでくれる存在の曲が必要だと思ったんです。自分の自分の声を多重録音してみようというのは好奇心からでしたが、突き詰めていくといろんなものを削ぎ落し”声のみ”の楽曲となり、このアルバムを一番シンプルに表現できました。とても短い曲ですが、本当に声が出なくなるギリギリまで録り続けました。ゴスペラーズさんの作曲、編集をしていらっしゃる宇佐見秀文さんにディレクションをして頂くという繋がりもあり、きっと私だけでは成し得なかった素晴らしい作品に、そして優しい包み箱に仕上がったと思います」
そんなアルバムを携えたツアーの追加公演も楽しみ。「アルバム収録曲が中心にはなりますが、前回のツアーの時とはセットリストを大幅に変える予定です。
今回はシンプルに”魅せる””聴かせる”、このふたつを極めるようなライブになりそう。