また、パのダイナミックな野球とセの緻密な野球のスタイルの差を挙げる人も多い。単にパの実力が上と見る向きもある。そんな中、週5試合も「パ有利」の要因とされる。ダルビッシュ有や田中将大など、絶対的なエースはパに揃っていた。先発投手の名誉である沢村賞も過去10年間で9回はパから選出されている。だが、今季より週6試合になることによって、エースの登板頻度が少なくなるのだ。とは言え、球場の大きさやスタイルの差異は以前のまま。逆に移動日が減り、セの負担は大きくなる。
週6試合はすぐさま「セ有利」とならないまでも、昨季より総合力が試されるのは確か。
18試合に縮小されるが、『交流戦』の重要性は今季も変わらないだろう。パは首位・日本ハム、2位・ソフトバンク、3位・西武、4位・ロッテ、5位・楽天、6位・オリックス、セは首位・DeNA、2位・巨人、3位・中日、4位・ヤクルト、5位・阪神、6位・広島となっている。『交流戦』をきっかけに上位進出を果たしたり、下位に低迷したりするチームは毎年のように現れる。11年目の『セ・パ交流戦』は、どんな結末が待っているのか。各チームのチケットは発売中。
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