七夕の夜、香川真司が日本代表の青いユニフォームから黒と黄のユニフォームに着替え、等々力陸上競技場のピッチに立つ。ドイツ屈指の人気クラブ・ボルシア・ドルトムントがアジアツアーを行い、川崎フロンターレと対峙するのだ。
川崎フロンターレ×ボルシア・ドルトムント チケット情報
ファンだけではない。香川自身もこのアジアツアーを心待ちにしている。「日本で親善試合ができるのはすごくうれしいです。日本のファンのみなさんにもドルトムントのことをもっと知ってもらうためにも、すばらしい試合ができるようにしたい。それぞれ自分たちがもっている力を発揮して、日本のみんなにドルトムントを知ってもらえるようにやっていきたいと思います」と喜びのコメントを発している。
来季に対する思いは強い。
マンチェスター・ユナイテッドで不本意な2年を過ごした香川は今季、古巣・ドルトムントでの復活を誓ったが、『ヨーロッパリーグ』出場圏の7位に甘んじた。恩師・クロップ監督も今季限りで勇退するなど、悔しい思いをした。
光明もある。香川はシーズン後半にはパフォーマンスを上げてきた。密集の中、トップスピードでシュートにラストパスと決定的な仕事をした。