開幕戦はベガルタ仙台と4-3の壮絶な打ち合いを演じた。これで8試合無敗。2ndステージ第14節・湘南ベルマーレ戦以来となる完封も明るい材料である。
対戦成績では浦和が圧倒する。1stステージでは0-0に終わったが、それまで5連勝を飾っている。ここ5試合で興梠慎三が4ゴール、武藤雄樹が3ゴールとアタッカー陣も好調である。ふたりのFWだけではない。梅崎司が6得点、ズラタンが5得点と得点ランキング5位タイの9得点を挙げる武藤、8得点の興梠に続く。
浦和の1トップ2シャドーはどんな組み合わせでもゴールを奪える。
1トップ2シャドーの得点力なら、広島も負けてはいない。佐藤寿人が9得点、ドウグラスが7得点、柴崎が5得点を叩き出す。野津田岳人、浅野拓磨のU-22日本代表コンビも途中出場が多い中、それぞれ3得点をマークする。特に佐藤の好調ぶりは顕著だ。直近5試合で6ゴールを量産している。12シーズン連続ふたケタ得点に王手をかけ、中山雅史が持つJ1最多ゴール記録まであと3得点に迫る33歳のゴールハンターは衰えを見せない。だが、振り返ると浦和戦での佐藤のゴールは2012年のリーグ戦第1節まで遡らないといけない。