踏みとどまるか、このままズルズル後退するのか。浦和レッズにとって、『明治安田生命J1リーグ』2ndステージ第5節・ヴァンフォーレ甲府戦は、今後を占うターニングポイントになるだろう。
浦和×甲府 チケット情報
1stステージを無敗で優勝まで駆け抜けた浦和だが、2ndステージ第3節・サンフレッチェ広島戦で今季初黒星をつけられると、前節も名古屋グランパスに逆転負けを喫した。これで、2ndステージは1勝1分2敗で13位となった。年間順位でも首位の座を広島に明け渡し、2位である。
内容は悲観すべきものではない。広島戦は相手のシュート12本に対し、浦和は23本ものシュートを浴びせた。しかし、関根貴大の先制ゴールの後、幾度もあった決定機をものにできずに、逆転を許したのだった。
試合後のペトロヴィッチ監督は、敗戦にも「(監督に就任してからの)3年半でベストゲームに数えられる試合内容だった」と評価した。
名古屋戦はDF・森脇良太が22分に退場となったが、ひとり少ない浦和がゲームを支配した。シュートも名古屋の10本に対し、13本放ったが、得点は19分のオウンゴールのみ。2試合連続の逆転負けとなった。
思い出されるのが、昨年や一昨年の終盤戦である。