37歳のMFは攻撃に守備に、骨惜しみない働きを見せているのだ。
対するFC東京は、5勝3分2敗・勝点18の4位で首位・サンフレッチェ広島を勝点6差で追う。こちらも、前節・ヴィッセル神戸戦で、攻撃陣に明るい兆しを見せた。FW・前田遼一がハットトリックを達成したのだ。2nd第9節まで5得点と本領発揮はならなかった2009・2010年得点王が今後コンスタントにゴールを奪えば、勝点の上積みが計算できる。また、2ndから新加入したオーストラリア代表FWネイサン・バーンズも、試合ごとにコンビネーションを高め、ラストパスやシュートに高い技術を見せている。またFC東京の得点供給源となっているのが、左SB・太田宏介である。コーナーキックやフリーキック、クロスボールで高精度なボールを蹴り続けている。
横浜FMもFC東京も、アタッカー陣が上げ潮である。ともに守備に自信を持っている。さらに両軍とも精度の高いボールを供給するキッカーを擁する。2ndステージ第11節は、決定力とともに、チャンスメイクを演出するレフティーが、勝敗の鍵を握ることになるだろう。その左足で勝利に導くのは中村か、太田か。
9月19日(土)