こりゃもう奇跡だって思いましたよ」
初回以来、毎年全員が12月1日のスケジュールを空けて待っているという。出演者にとっても外せない、楽しみな一日なのだ。「落語、楽しいですよ!覚えるのが大変で、それはもうこの上ない“苦しみ”だけど(笑)。10年くらい前、初の落語で『時そば』をやった時は、うなされました。でも、当日は本当に楽しい。お客さんが僕の話を聞いて笑ってくれていると思うとね。今回やるのは『反対車』。落語で一生懸命“お芝居”します」
全員が芝居、コントで長年実績を誇る笑いの達人だけに、各々の持ち味が炸裂。
落語の枠を超えた独特の笑いが期待される。「落語には素敵な人情噺がいろいろありますけど、そういうのは一切やらない(笑)。皆、プロとは違ったアプローチをするだろうし、プロならやってはいけないようなことも平気でやっているかも。多分、渡辺さんはそういうことを凄くやっていると思うし(笑)、マクラも飛び抜けて面白いんですよ。僕はね、柳家小三治師匠の『船徳』が大好きで、いつか力がついたら『船徳』をやりたいと思っていて……。この寄席、ずっと続けていきたいですね」
ウクレレ漫談のウクレレえいじ、ひとりコントで知られるオオタスセリ、司会には劇団スーパー・エキセントリック・シアターの良田麻美が出演。