濱田めぐみの演技に注目!再演だからこそ深みを増す人間描写力
名優・鹿賀丈史の主演で上演されたミュージカル『ジキル&ハイド』が、2012年からキャストを一新。鹿賀に代わって主演を務めたのが演技派の石丸幹二だ。そしてハイドに翻弄される妖艶な娼婦・ルーシー役には濱田めぐみ。石丸、濱田ほか演劇界屈指のキャストが集結し挑んだ新ジキル&ハイドは大成功のうちに幕を下ろし、4年後となる2016年3月に待望の再演が決定!今回は、前回に引き続きルーシー役を務める濱田めぐみにインタビューを行った。
ミュージカル「ジキル&ハイド」チケット情報
初演から4年の歳月が経った今、再びルーシー役を担うことについて濱田は「以前の自分とは全く別人格だと思いますので、ほとんど初役のつもりで役を構築していきたいですね」と意気込みを語る。数多くの役を通じてキャリアを積んできた濱田にとっては、4年という時間は過去の自分と今の自分を大きく隔てる濃密な時間だったに違いない。「舞台に上がると、短時間で激動の人生を送ることになります。4年の間に何役も様々な人生を生きてきたので、その分役の引き出しも増えているし、その時と今のものの見方とは違う気がしていて」
また再演では初演で演じきれなかった点も含めてひとりの人物をさらに掘り下げることができる、というポイントもあるだろう。