パナソニックが3連覇を達成するのか、ヤマハ発動機が悲願の初優勝を飾るのか、最多優勝5回の東芝や初代王者・神戸製鋼が覇権を奪還するのか。『ジャパンラグビー トップリーグ』が、いよいよ一発勝負の『LIXIL CUP 2016』に突入する。
ジャパンラグビー トップリーグ チケット情報
波乱があった。優勝3回・準優勝3回のサントリーは、A組5位に甘んじ、まさかの順位決定トーナメント参戦を余儀なくされた。激しい星の潰し合いが展開されたA組で抜きん出たのが、パナソニックだ。V2王者はリーグ戦を6勝1分で走破した。
2年連続MVPのべリック・バーンズは、キック成功率90.91%という驚異的な精度を誇り、ベストキッカーを受賞した。堀江翔太主将は前線で体を張るだけではなく、ゴロパントやノールックパスなど意表を衝くプレーを見せ、リーグ戦通算96トライの北川智規も衰えることのない得点能力を発揮した。
12月から負傷欠場中の日本代表・山田章仁も来るべき決戦に準備を整えていることだろう。王者・パナソニックは『LIXIL CUP 2016』で、さらにギアを上げる。
B組1位となったのは、ヤマハ発動機だ。第6節・神戸製鋼に完敗を喫したが、これはSH・矢富勇毅を出場停止で欠いたのが響いた結果である。