思えば、昨季もセカンドステージで神戸製鋼に10-40で敗れたが、『LIXIL CUP 2015』準決勝では41-12とキッチリ借りを返した。第7節・キヤノン戦ではセットプレーでの強さも取り戻している。3年ぶり3回目の得点王に輝いた五郎丸歩も好調を維持する。プレーオフを勝ち抜く環境は出来つつある。
A組2位となった東芝は第2節・NTTコム戦でつまづいたが、第5節・パナソニック戦で17-17、第6節・近鉄を58-12と圧倒し、第7節・サントリーを25-14と振り切り、勢いに乗る。B組2位の神戸製鋼は第6節・ヤマハ戦でセットプレーで勝利をもぎ取り、第7節・トヨタ自動車戦ではミスから接戦を落とした。トーナメントではゲームマネージメントが重要となる。
パナソニック、東芝、ヤマハ、神戸製鋼の4強に対し、A組3位・近鉄、A組4位・NTTコム、B組3位・トヨタ自動車、B組4位・キヤノンが挑むことになる。
近鉄とトヨタ自動車は得意のフィジカルコンテストで勝機を見出したい。NTTコムは日本代表No.8のアマナキ・レレィ・マフィ、キヤノンは南アフリカ代表FBのウィリー・ルルーのビッグプレーで活路を切り開きたい。