だが、FWで優位に立つ東芝が徐々に押し込み、29-17と勝ち切った。
準決勝のカードはパナソニック×神鋼、東芝×ヤマハとなった。2試合ともセットプレーが勝敗の鍵を握るだろう。
パナソニック×神鋼はPR稲垣啓太(パナソニック)、HO堀江翔太(パナソニック)、PR山下裕史(神鋼)と日本代表のフロントローが並ぶ。ラインアウトになれば堀江が安定したスローイングを披露し、アンドリース・ベッカー(神鋼)が208cmの長身を利してキャッチする。どちらがスクラムとラインアウトで支配するか、勝負の綾となる。
東芝×ヤマハは、よりセットプレーが勝敗に直結するだろう。東芝はフィジカルコンタクトに、ヤマハはスクラムに絶対の自信を持っている。
自らの武器とするスクラムやモールで押し込めばこっちのもの、逆に押し込まれれば得点以上のダメージを負う危険性もはらんでいる。
リーチ マイケル(東芝)や大野均(東芝)、田中史朗(パナソニック)ら『ラグビーW杯』日本代表メンバーの半数を超える16名が所属する4強対決。『LIXIL CUP 2016』準決勝は1月16日(土)・パナソニック×神戸製鋼・秩父宮ラグビー場、東芝×ヤマハ発動機・東大阪市花園ラグビー場で、決勝と3位決定戦は1月24日(日)